06/10

「サスケくーんっ」
「なんだよ」

これは、ありがたくも迷惑な好意を寄せてもらってるサクラ。
ピンク頭はかわいいと思う。

「途中まで一緒に帰りましょ」
「…ああ」

めんどくさ、とか。いったらどうなるんだろう?頭はいいけど空気読めねぇんだよな。アホとも言うのだろうか?
まぁ言ったところで、俺めっちゃ惚れられてるからなんともなんねぇかな。
自惚れでもなくこれが事実なんだからしゃーねぇ。

「あー!サスケぇー!なぁーにサクラちゃんと帰ろうとしてんだってばよぉー!?」
「うっせぇな」

これはナルト。いちいちやかましいから嫌い。

こいつら格好派手なんだよな。忍ぶつもりあんのかよってくらい。
ナルトはオレンジの上下。加えて金髪。サクラは赤いチャイナ風の服に黒いスパッツ。
別に髪はもって生まれたものだからどうこう言うつもりはないけどよ、服くらいはもっと大人しい色にしようぜ?なんでそんな色なんだよ。俺らが並んだら信号じゃねぇか。あ、信号なんてここにねぇや。

「聞いてんのか?!」
「聞いてない」
「聞けよ!!」

あーうるせ。あーめんどくせ。

「さっさと帰んぞ」
「うんっ」
「きぃー!!」

さて…兄さんどこにいんのかな。下忍になりたての頃って兄さんまったく出てこなかったからな。

元々のサスケは復讐だなんだっていってたけど、べっつにそんなことしたくねぇんだよなぁ。疲れるし嫌ってないし。

俺、基私は兄さんがどうしてそんなことしたのか、どれだけサスケのこと好きだったかなまじ知ってるから、嫌いになれないんだよな。もっとやり方あっただろとは思うけど。

だから兄さんに申し訳ないがお説教はさせてもらわないとな。弟だからとか知らん。中身はこっちのが上だ。むしろババアだ。あ、いまじゃジジイか。うん?でも中身は女だから…って、ちょっと今大蛇丸思い出した…

「じゃあな」
「え?サスケくんの家そっちだったっけ?」
「どっか行くのか?」
「寄るとこがあんだよ」
「あ…そっか。じゃあまた明日!」
「サクラちゃーんっ待ってってばよー!」

うん。サスケ好きなだけあって素直に離れてくれてよかったよ。
墓参り行くとかどうとか、なんかしら勝手な勘違い起こしてそうだけど、そんくらいの勘違いならこの先ちっとも困んねぇし。

さて、兄さんはどこにいるのかな…



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