04/05
「今日は、家庭科実習で作ったおにぎりを男子にくれてやるーっ」
「オ―――!!」
女子が手に手におにぎりを持ちそう言うと、男子は一斉に沸き立った。
つか調理実習でおにぎりって…小学校ですら目玉焼きだよ?うちの中学ではシチューだったわ。
まぁ楽だし安全だけど、もうちょっとこう…ねえ?
「変な行事スね」
本当にね。
「ツナ、誰にもらうか決めたか?」
ちなみに、私はより楽しむために女子軍団の最前列の一番端にいます。
だってここなら見やすいし…
あ。
「ちょっ、まてよっ!何してんだお前!?」
さすがプロ。仕事が早い。
逃げるのも速い。
しかし誰も気付かないものなんだな。ビアンキがすごいのか、周りがみんなアホなのか…
設定か。
「ツナ君、食べる?」
『くく…っ』
京子、君は天使の顔した悪魔だね。
いい笑顔で君を思うツナへ、そんな劇薬物を差し出すなんて…
よく見て?それ、虫が這ってるじゃない。
「10代目が食わないんなら、オレもらちゃいますよ」
「そーだな獄寺」
それは京子にフラグが立ってるととっていいのかな?
「あ、だめだよ自分で食べちゃあ」
『だって私が食べたくて作ったやつだし』
「もー」
明太うま。生明太のおにぎりって好きなんだよね。市販のおにぎりはまずくて食べられたものじゃないけど。
「食べたら死ぬんだぞ――っ!!!!」
『…ふっ』
ああ、これは確かに告白にも聞こえ…ないわ!
なんでもありだな。いや、これ元々漫画だからしかたないか。うん。
市販おにぎりは防腐に酢を使ったのが有り得ないよね。
私酸味に過剰反応するからすっぱまずくて…お寿司も昔は食べられなかったな…
「まだ足りねー!!」
『お?』
ようやくこっちにきたね。
でも
『ぱくっ』
最後の一口いただき。
残念でした。
(これならお昼いらないな)