04/19
「どうかしましたか?」
「別に」
貴方がこうして抱き着いてくるなんて、なにかあったにきまってるじゃないですか。
「素直に言ってごらんなさい」
「だからなんにもないってば」
「では離れていただけますか?」
「やだ」
だからと言って力をこめないでください。
「離れたいと言う意味ではなく、小さな貴方にこのまま抱き着かれていては少しばかり体制が辛いから一度離れてくださいと言ったのです」
「やだ」
ぎりぎりまで背伸びしても僕にぶら下がる形になっていて自身も辛いでしょうに…
「きゃっ離して!」
「なぜですか?」
「浮いてる!」
「まったく、僕が腕を回しただけで浮いてしまうんですから少し考えなさい。身長差があるんですからせめて僕に座らせてください」
「ちっちゃくないもん」
「貴方が小さいとは言ってませんが」
「はじめちゃんがおっきすぎるんだもん」
そこまで大きくもないと思いますが。
「で、今日はなにがあったんですか?」
「………」
「すみません、なんですか?よく聞き取れなくて…」
「はじめちゃんは、私のなんだから…!!」
誰に何を言われたのやら…
「当たり前じゃないですか。僕は貴方だけの僕ですよ。逆に貴方は僕のものですよね」
「うん…はじめちゃん」
「なんですか?」
「…すき」
「んふ。僕も貴方だけを愛してます」
(自分のことは貴方だけの僕って言ってるのに、彼女を僕のものって言ってるのがポイント)
(そして彼女は「すき」なのに観月さんは「愛してる」なのもポイント)
(彼氏の首にぶら下がる見たいに抱き着く女の子ってかわいいよね!!)