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「久しぶりだな」
目の前に私がいた。
「なにぼけてんだよ。ホント、お前がこうして生きてるのを見れるなんて奇跡だよ」
私もよく死なないなって思う。
てゆーか、お願いだからその口調やめて。なんか恥ずかしい。
「うるせ。どーせ助けられてんだろ?」
そりゃあもちろん。
「そんなことより、こっちの奴らって話すのすきだな。誰が好きとか嫌いとか」
平和だからねー。
「お前もいるのか?」
あー…それなりにはアイドル好きだったよー?たまにライブ行ったりしてたくらいには。
「バーカ。もっと身近な奴だよ」
あぁ、そーゆーの?そうだなぁ… いなかったかも。
「だけど今はいる」
は?
「いるんだろ?好きなやつ」
ちょ、ま、
「お前は私だ。わかんないわけねぇだろ?」
いやいやいや。なにいってんスか。
「私もできたんだ」
また会話になってねー。
「気にすんな。誰かを好きになることも、私の場所だとかお前の場所だとかぐちゃぐちゃ考えんなよ。心は、制御できるもんじゃねーからな」
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『…なんだ、今の夢は…』
好きになっていい?なにを?誰かを?
『そんなこと、できるわけないだろ…ばか…』
私は、帰るんだから。