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『雪ー!!』
雷門で雪が降った。
雪が降ること事態とっても珍しいことで、10年に一度なんて言われる積雪を誇った。
そんな日に遊ばないわけがないじゃない!!
「これじゃあサッカーはできないな」
『きゃぷてん、こんなに雪が降ってるんだからやるべきなのはサッカーぢゃなくて雪合戦でしょう?!』
「オレ寒いからいーや」
『逃げるな木暮!やるぞ!ヤローども!!』
無理矢理巻き込んでサッカー部全員で合戦して、疲れたら鎌倉作ったり雪だるま作ったり。
私よりでっかい雪だるま作る…!!
「ねぇねぇ」
『なんだい吹雪くん』
吹雪くんって、吹雪いてるなかでは呼びたくないね。寒い。
「何か考えた?」
『いえなにも。で、何ですかー?』
「少し休憩したら?」
『私よりでっかい雪だるま作ったらね』
私の野望はでかいのだ!!
「しかたないなぁ」
『吹雪くんは休んでていいよ?』
「君より大きい雪だるまを君だけて作れるわけないでしょう?」
『なんで?』
「頭乗せるの大変だと思うから手伝うよ」
『ありがとう!』
ゴロゴロゴロゴロ雪玉を転がす。大きく大きく。世界一の雪だるまを作るように。
その雪だるまが鎌倉になることが本当にやりたいことなんだけど、無理だろうからそこまでは求めない。
その時は大人を巻き込む。
「これくらいにしない?」
『…そうだね』
不服だけど、乗せられなかったらやだもん。諦める。
『ぬ…ぅ…』
「いっ…しょ、と」
『できたー!!んを?』
雪だるまの形が出来ると、吹雪くんによって鎌倉に連行された。
「ふふっ。鼻真っ赤だよ?」
『寒いからね』
「頭に雪積もってるし」
そう言いながら私の雪を払う吹雪くんに雪は積もってない…なぜだ…解せぬ…
「女の子なんだから、あんまり雪触って霜焼けなんかにしちゃダメだよ」
『せっかく雪降ったんだもん。遊ばなきゃ損だよっ』
「じゃあ今度ボクの家においでよ」
『吹雪くんの?』
「うん。北海道ならこれくらいの雪、普通だからね」
『おー!!』
なんて素敵なんだ!
『是非!是非お願いします!!』
「じゃあ沢山降ってる時に帰ろうね」
『うんっ』
(…こうして、吹雪くんは同意のもとお持ち帰りすると思うんだ)
(実際、冬に北海道行きたいかと言われたら否。夏か秋がいい)