バレンタイン
* * *
バレンタインデー(英: Valentine's Day)
または、聖バレンタインデー(セイントバレンタインデー、英: St. Valentine's Day)は、2月14日に祝われ、世界各地でカップルの愛の誓いの日とされる。元々269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日だと、主に西方教会の広がる地域において、かつて伝えられていた。
----- wikiより抜粋。
* * *
2月14日は、バレンタインデー。
カレンダーの2月14日に、ピンク色のハートマークを見てひしきといおりのハイライトは消えていた。
恋人に友人に、チョコを渡す。
そんな素敵で楽しい日イベントなのだが、だがいおりとひしきにとっては、地獄への案内のように思えてしまうのだ。
バレンタインデーは心のこもった『手作りチョコ』。
現実逃避をする2人の耳に届いた、『地獄のような』台詞。
その、CMでは学生が片思いの相手のために『手作りのお菓子』を作っている微笑ましいシーン。
「しき姉!いお姉!!お菓子の材料買ってきたよ!!」
ドーンと効果音がつきそうなくらいの勢いでひしきといおりにぶつかってきたのは、2人の妹のゆすらである。
ひしきは、ゆすらが持っているビニール袋に視線を移し、逃れられないかっと覚悟を決める。
「聖の為に美味しいマフィンを作るの!たっくさん練習するからしき姉たくさん食べてね」
「ウン、キタイシテルヨー」
何を隠そう。
やる気満々のゆすらなのだが、作る料理とお菓子はすべて暗黒料理となってしまうのである。
機械のように片言のひしきを横目に、いおりはひしきの覚悟を受け止めるように涙ぐんでいた。
「ひしきの為にも、何としても暗黒料理は阻止してみせる…!」
バレンタインデーを迎える一週間前。
和歌家の台所では、暗黒料理の試食により自分が倒れる未来を安易に予想できてハイライトが消えているひしきと、ひしきの為にも少しでも暗黒料理の破壊度を弱めようと意気込むいおり、そして、聖(好きな人)の為に美味しいマフィンを作り始めるゆすらの姿があった。
* *
ザクザクッ マフィンとは思えない粗食音が響く。
「どーお?しき姉美味しい???」
「トッテモオイシイヨー、マルデスミヲタベテイルカノヨウナコセイテキナアジダネ」
「あわわ…ひしきの顔面が真っ青に…」
地獄のような生活が始まって数日。ニコニコと笑いながら顔面蒼白状態にひしきに感想をきいているゆすらと、その様子をガタブルと半泣き状態で見ているいおり。
ゆすらの持っているお盆には、マフィンのはずなのに、まるで岩のように歪で、墨のように真っ黒な暗黒料理(マフィンもどき)が数個乗っている。
「えへへ、聖喜んでくれるかな」
恋は盲目というべきなのか…顔面蒼白状態のひしきなど気にせずどんどん作っちゃうぞー!レシピを見ながら新たにマフィンを作り始めている。
バレンタインデー(英: Valentine's Day)
または、聖バレンタインデー(セイントバレンタインデー、英: St. Valentine's Day)は、2月14日に祝われ、世界各地でカップルの愛の誓いの日とされる。元々269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日だと、主に西方教会の広がる地域において、かつて伝えられていた。
----- wikiより抜粋。
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2月14日は、バレンタインデー。
カレンダーの2月14日に、ピンク色のハートマークを見てひしきといおりのハイライトは消えていた。
恋人に友人に、チョコを渡す。
そんな素敵で楽しい日イベントなのだが、だがいおりとひしきにとっては、地獄への案内のように思えてしまうのだ。
バレンタインデーは心のこもった『手作りチョコ』。
現実逃避をする2人の耳に届いた、『地獄のような』台詞。
その、CMでは学生が片思いの相手のために『手作りのお菓子』を作っている微笑ましいシーン。
「しき姉!いお姉!!お菓子の材料買ってきたよ!!」
ドーンと効果音がつきそうなくらいの勢いでひしきといおりにぶつかってきたのは、2人の妹のゆすらである。
ひしきは、ゆすらが持っているビニール袋に視線を移し、逃れられないかっと覚悟を決める。
「聖の為に美味しいマフィンを作るの!たっくさん練習するからしき姉たくさん食べてね」
「ウン、キタイシテルヨー」
何を隠そう。
やる気満々のゆすらなのだが、作る料理とお菓子はすべて暗黒料理となってしまうのである。
機械のように片言のひしきを横目に、いおりはひしきの覚悟を受け止めるように涙ぐんでいた。
「ひしきの為にも、何としても暗黒料理は阻止してみせる…!」
バレンタインデーを迎える一週間前。
和歌家の台所では、暗黒料理の試食により自分が倒れる未来を安易に予想できてハイライトが消えているひしきと、ひしきの為にも少しでも暗黒料理の破壊度を弱めようと意気込むいおり、そして、聖(好きな人)の為に美味しいマフィンを作り始めるゆすらの姿があった。
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ザクザクッ マフィンとは思えない粗食音が響く。
「どーお?しき姉美味しい???」
「トッテモオイシイヨー、マルデスミヲタベテイルカノヨウナコセイテキナアジダネ」
「あわわ…ひしきの顔面が真っ青に…」
地獄のような生活が始まって数日。ニコニコと笑いながら顔面蒼白状態にひしきに感想をきいているゆすらと、その様子をガタブルと半泣き状態で見ているいおり。
ゆすらの持っているお盆には、マフィンのはずなのに、まるで岩のように歪で、墨のように真っ黒な暗黒料理(マフィンもどき)が数個乗っている。
「えへへ、聖喜んでくれるかな」
恋は盲目というべきなのか…顔面蒼白状態のひしきなど気にせずどんどん作っちゃうぞー!レシピを見ながら新たにマフィンを作り始めている。