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しばらく会えていなかった幼馴染たちとの再会に内心わくわくしていたのは事実だ。けれども、今の私は烏野高校バレー部のマネージャー。試合が終わるまでは大人しくしていようと思っていた。けれども、クロは「ウチのがお世話になってます」と私の頭の上に腕を置いて言ってのけた。初対面ではないであろうその距離感に澤村先輩は言葉に詰まる。隣にいた菅原先輩は普段の爽やかさとは違い、眉間に皺を寄せて明らかに不愉快だと表情に出ていた。

「何その距離感!?俺知らないんだけど!」

先輩は私の肩をつかんで自分のほうへ引き寄せて、どういう関係かとクロに詰め寄る。試合中でもこんなに焦った姿は見たこと無いななんて現実逃避をしていると、クロは幼馴染なのでと口角を上げて余裕の笑みを浮かべた。