私の銀行の講座に謎の大金が振り込まれたのが1週間前。不気味だったからしばらく放置して、流石に通報した方がいいんじゃないかと思ったのが昨日。ソファに座っている私の膝の上に謎の外国人さんが現れたのが今。
「……?」
「…………?」
外国人さん、膝の上、なう。
互いに首を傾げてしまうのはしょうがない。だってテレビのサッカー中継見てるときにいきなり気がついたら膝の上に人が現れたらどうする。怒るよりまず困惑するだろう?な、なんだコイツは。
本当にいきなりだった。瞬きして目を開けるとまず黒色と肌色が目に入った。それが人だと分かって恐る恐る顔を上げると今度は綺麗な銀髪と整ったお顔が目に入った。わぁー、不思議な目の色してるー。
「ってかね……おもっ…………」
「ハッ!す、すまない」
この外国人さんガタイがとても良かった。なんていうか、その、変な……個性的な服から覗く筋肉のモリモリ加減がすごい。そりゃあ膝の上に乗せてたら痛くもなるわ。気がついて慌ててのいてくれて感謝、ありがとう。外国人さんは外国人なのにとても日本語が流暢だった。それと声は低いけどよく通る。
≪日本、決めましたァーッ!ここでホイッスルーーー≫
「あ、日本勝った。やった〜」
「日本……?待て、ここは何処なんだ……?おまえはいったい、」
「あーあーあーストップストッブすとぉ〜っぷ!これ互いにおかしい状況なのなんとなぁく分かります、よね?落ち着いて話しましょう。取り敢えずお茶でも淹れます座って待ってて」
見たかったサッカー中継はそれどころではなくなってしまったな。後のニュースでハイライト見よう。
最後らへんを早口息継ぎなしで言い切った。早口なのは動揺してるから。ドクドクと心臓がうるさい。なんでだろう、外国人さんの言葉をそのまま聞いていたら私は攻撃されていたような気がする。……攻撃ってなんだ?自分で言っといて意味わからん。
取り敢えず紅茶、紅茶でいいのだろうか。外国人さんはどこの国の人?国によってはコーヒーの方が良かったりするの??
「わっかんないよ……もお……」
律儀に座って待ってくれている外国人さんをチラッと見て溜息をついた。
来襲