「うぅーっ、あっづー…」
最近じめじめじとじとして暑い。
つまりは梅雨である。
お日様はそこまで元気じゃない時期だけど、なにより湿度がヤバイ。
もうヤバイ。
だむの部屋も湿気でじとじとしてる。
ヤバイ。
「てかさ、だむはよくそんな暑っ苦しいもの首に巻いてられるよね。
いつか死ぬよ?」
「フン!この俺様にかかれば対した事ではないわ!」
「なにそれ、意味がわかんない。」
あ、ダメだ。
湿気でじめじめじとじとしててなんか考えるの面倒になってきたー。
てかこの湿度で四天王ちゃんたちは大丈夫なのだろうか。
「氷の覇王でしょー、涼しくしてよー」
「貴様如きに俺様の力を使うのは勿体無いわ。
これで我慢しろ。」
そう言って冷凍庫から出してくれたのは棒アイス。
「わーい!だむ好きー!」
彼からアイスを奪うように受け取り封を切る。
だむはすぐにそっぽを向いてしまったけれど、照れてるんだってわたしには分かるんだなー。
だってだむの耳真っ赤なんだもん。
「だむは素直じゃないね。」
ぼそっと呟いただけだけど、この静かな空間だ。
絶対彼の耳に届いたはずだけど、尚も彼は顔を背けたままだった。