「ロック。」
「ん?どうしたの?そんな妙に深刻な顔して…。」
「…ロールちゃんの、ロールケーキを食べてしまいました。」
「…えーと、それは、ギャグ…かな?」
「違います、本気と書いてマジと読むものです!」
「ごめんごめん。名前って意外と突然ギャグとかをかますからさ…。」
「だいたいスルーするけどね皆。泣くぞ!」
「うーん、ロールケーキなら一緒に買いに行こうか!」
「…スルーされた。けどありがとう、天使。」
「それって褒められてるのかなぁ?」
「すんごい褒めてる。私の心からの感謝の言葉。」
「ふふ、大袈裟だなぁ、名前は。」


「…予想以上に買っちゃったね。ロック。」
「久しぶりに奮発しっちゃったね。こんなに食べれるかな?」
「ブルースとか、呼ぶ?」
「ああ、いいね!僕から連絡しておくよ。」
「わーい、久しぶりにちょっとしたパーティーになるねー。ライト博士も来てくれるかな?」
「来てくれるよ、孫のような名前なら!」
「孫…確かに、年齢的には」


「…ということで、ロールちゃんごめんね。」
「ええ、気にしなくていいのに!また買えるし、私も忘れてたくらいだし!」
「もうなんなのロックといいロールちゃんといい、なんでこんなに天使なの。ってなんで頭なでてるの?」
「なんか母性が働いちゃって…。」
「うん?ロールちゃんと私って同じくらいの年齢だよね?というよりロボットにも母性なんてあるのね、あ、ちょっと。」
「ロールちゃん、それぐらいにしてあげて…。」
「あはは!ごめんね。」
「ぼさぼさ…。あ、そうだ、ロック、結局ライト博士とブルースは来るの?」
「うん、来るみたいだよ!」
「やった、久しぶりにブルースと会うなー、ライト博士とも久しぶりのパーティーだー、嬉しい。」
「ふふふ、私も嬉しい!準備しようか!」
「あ、私お茶用意するー。」
「じゃあ僕はテーブル用意しようかな!」




2016.02.20
こういう日常的な会話がとても好き。