口実を待ってる
〜〜♪
どこかで音楽が流れている
んっ と布団の中から手を伸ばすけど見当たらない
この曲はわたしのお気に入りの曲、
貴大に教えたインディーズバンドの曲だ
アラーム音にはしてないはずなのになんで...
眠い頭で考えながら携帯を探す
着信 : 貴大 をの表示を見て
無意識のうちに応答を押す
『ふぁい』
「ふぁいってなんだよ、おはよ 名前」
『おはよう、どうしたのこんな早くに』
「昨日メッセージ来てたの気付かなくて
いつも通りの時間に家出た」
『どんまい』
「だから時間有り余ってて
名前ちゃん迎えに行こうかなって」
『え?遠回りじゃない?』
「時間有り余ってるからネ、いいの
俺が着くくらいに準備できる?」
『できるけど...』
「じゃ、よろしく」
そう言って プツッと切れた携帯を置いて
のそのそと布団から這いだす。
やっぱり昨日メッセージ見てなかったんだな
可哀想に...
と思ったけどわたしもう少し寝られたんだけど
起きたのいつもとそんなに変わんないし
巻き添えじゃん、貴大め
及川でも起こしてやろうか