「それじゃ頃合いもいいし、そろそろ可愛いまんこに挿れてあげようね？」
「は、ん…ッ…」
「あ、でもこれ、お仕置きのはずが君のイイようになっちゃってるよね？…やっぱり挿れるのやめようかなぁ」

周助は私をどさりと床に押し倒すと、既に半分ずり下げられた下着を完全に取り払ってから勃起したペニスの先端を秘部の入り口へとあてがった。ぬちゅりと卑猥な粘着音を立てながら亀頭に愛液を絡める彼の声色は少し上擦っていて、端正な顔を歪めながら切れ長の瞳で此方を興奮気味に見下ろす。熱く硬い周助のそれが私の敏感な部分を燻る刺激にとろりと下の口で涎を垂らしながら、焦らすような台詞に赤子のように泣きながら縋り付くしかない。ここでやめられたら心も身体もどうにかなってしまいそうだ。周助無しではいられない。なんでもいいから今すぐ挿れて、奥までむちゃくちゃに突いて欲しい。

性欲の衝動に駆られた私は足を大きくM字開脚しながら、惜しげも無く恥丘を周助に見せ付けて嗚咽混じりにおねだりする。

「やぁっ…ぐす、やめないで、周助、やめないでぇ…！」
「ん？えぇ、でもなぁ。くすくす」
「おねがいっ、周助ぇ、おねがぁい…ぐす、我慢できないの、欲しいのぉ…！」
「ふふ」

汗で己の顔に張り付いた前髪を拭いながら、私の懇願が愉しくて仕方ないといった様子で亀頭をくちゅくちゅと入り口に擦り付けたり、止めたりする。そうやって断続的に快感を与え続ける彼の掌の上で弄ばれながら、ギリギリを試される筆舌し難い高揚感に身体が馴染んで行く。焦らされて気持ち良くなってしまう。全ては彼の意のまま、周助の手中に堕ちたら従順に、周助のいうことをちゃんといい子に聞くだけ。

できたら、きっと優しく褒めてくれる。

「…もっと足広げてごらん？それで、何をどこに欲しいのかちゃんと僕に言うんだ。大きな声でね？できたら挿れてあげようかな」
「あんっ、しゅ、しゅうすけ」

決定的な刺激欲しさにヒィヒィとみっともなく喘ぐ私は、言われた通り限界まで足を広げて晒された膣をきゅううと震わせる。頭はもうペニスの挿入のことしか考えられずに、恍惚としながら、回らない舌でお願いした。

「しゅうすけのぉ、おっきいおちんちんを名前の、あひッ、おまんこにいれて、ぐちゅぐちゅしてくらさぁっ、ンッ」
「ふーん。僕にそうされたいんだ？…ぐちゅぐちゅって？何？」
「あんっ、いっぱい、おちんちんでなか擦ってぇえ、名前のこときもひよく、して……ッひぁああああ！！」

ぐちゅう！！と言葉の途中で一気に貫かれてまたイッてしまった。程良く解れた膣を抉り強引に奥へと突き進む太いペニスの感触に涎を垂らしながら全身で歓喜する。き、きもひいい…！昂ぶった身体にとびきりの挿入は、何倍もの興奮と快感を私に与えてくれる。ぶるぶると絶頂に浸る私の膣がペニスを一際きつく締め付けたのか、周助は苦笑気味に笑って私の額にちゅ、と口付けた。

「…ッはぁ、こらっ…そんなに締め付けちゃ、ダメだよ…ん」
「んっんっ周助っ、しゅうすけぇえ！」

ぐちゅぐちゅぐちゅ！

「くす、淫乱…ッ！…ねぇ、僕も興奮するよ、名前…はぁっ」

最奥まで辿り着いたペニスがある程度私に余韻を持たせた後に激しく前後運動を始める。パンパン！と肌と肌がぶつかり合う乾いた音に混じって、溢れ出る愛液が中で掻き回されるいやらしい音が締め切った空間に良く響いた。濡れた内壁が熱く硬いペニスに絡み付いて射精を促す。緩急をつける周助の腰の動きに合わせて、私も無意識に腰で円を描きながらお互いにじっくりとイイ所に性器を擦り合わせると昇天しそうに気持ちがいい。

意地悪な彼は正常位からぐっと私の両膝を前に押して身体を丸くさせると、丁度挿入部位が私からでも見えるような体位にしながら息を乱して言う。

「んっ、んぁあ、ひぃい…っ」
「見て、ほら…僕のペニスが刺さってるの、よく見てごらん。名前のまんこ、面白いくらいに大洪水だよ…っくすくす」
「や、やぁああ…！見せないでっ、ふぁああ…！！」

赤黒く血管の浮き出たグロテスクなそれに根元まで貫かれている様子から目が離せない。学校で、こんなところでなにしてるんだろうとか、たまに廊下を駆ける生徒の足音にぼんやりと思うけれど、股の間に突き刺さるペニスを見せつけられたらなんだかどうでもよくなった。

ぐちゅ、ぐちゅ…

「名前、気持ちいい？」
「ん、しゅうすけ、きもひいい…あん、しゅごいぃ…ッあはっあはっ」

暫くぐちゅぐちゅと真上からローペースに突かれて、膣に出入りする愛液に塗れたペニスの生々しい様子をうっとりと眺めていたものの、再びピストンが激しくなればそんな余裕も消え失せて声が枯れるほど喘がされる。ボルチオ性感帯を執拗に愛撫し、一方でクリトリスを指先で摘まむときゅううと抓って絶頂を促す周助は、浅い呼吸を繰り返しながら私の痴態をその目に焼き付けている。ギラギラした雄の眼光に見守られながら、息つく間も無い責め立てに身体を激しく揺さ振られ、周助とセックスする底無しの快楽に溺れ死ぬ。

「はぁっ、んっ、名前、そろそろイくよ…！どこに出そうか…っ？」
「はぁっ、まんこに出ひてぇえ！！周助っ、イクッ、イクぅうう！！！はあああああ！！！」
「ん、いいよ、可愛い…ッ僕も…イクッ……！！」

絶頂に達した瞬間、大量の精液が子宮内に勢い良く注がれた。ビクンビクンと波打つように震えるペニスを収縮する膣が圧迫し、最後の一滴まで搾り取る頃には私はぐったりと床に倒れて意識を失う。

射精し終えた周助はずちゅりと音を立ててペニスを引き抜くと、入り口から零れた透明と白濁の混じった液体を人差し指で掬ってぺろりと舌で舐め取った。その味に満足したのか機嫌良く笑いながら、にっこりと気絶した私に話しかける。

「…あ、君の写真撮ってもいいかな？君と話してたあの男に見せてやりたいんだ。僕だけの名前にこれ以上近付くなってね？くす」

それから。パシャリとシャッター音が切られたのを、私は知らない。


end.