「はぁっ…んっ、あっ」

子猫のように可愛い啼き声は、その白く細い首の奥にある声帯から出ているのかい?ならば首ごと切り落としてみようか。

俺の手中に収まるべくして産まれた君は、俺の手中で朽ちていくのが必然にして至高だ。俺だけの君に永久の祝福を、そのためならば喜んで君以外の全てを否定しようじゃないか。

ああ、名前、聞こえているかい?俺は此処にいるよ、さあ、俺の子を上手に孕むんだ。狂おしい程にずっとずっと愛しているよ。俺のペニスで突かれてイッてしまう淫らな今の君は、誰が見たって最高に厭らしく、罪深い。

「あっ、いやっ、せいいち…あっあんっ!」
「…ッハ…名前、外も中も俺の精液塗れだな…そろそろ、孕めそうかい?ほら…!」
「やああ!いやっ、離してっ、ほんとに赤ちゃんがッ、ああッああああらめええ……!!」

グリグリと先走りと精液の噴き出す亀頭を子宮の入り口に捩じ込んでやると彼女は狂ったように泣き叫んで首を横に振る。眉根を寄せた彼女の表情が強張り大粒の涙が滴り落ちて純白のベッドシーツに滲むけれど、まあ、下の口が悦んでいるからそこは問題無いだろう。ぐちゅぐちゅといきり立ったペニスで柔らかな膣を掻き回せば掻き回す程、奥からとめどなく溢れ出る透明な蜜は名前が感じてる証拠であるし、それに絶え間ない嬌声も。全く、我ながら淫乱な恋人を持ったと、甘美な優越感に浸りながら突き出された丸い尻に腰を無心で打ち付けた。

膣内射精はもう三回くらい終わっているから、名前の子宮は俺の白濁でたぷたぷと波打っている頃だろう。バックの体位でそっと彼女の腹部に手を遣って押し込むように力を込めると名前が「ひうっ」と苦しそうに声を上げて痙攣する。これでペニスを抜いて更に腹を圧迫すれば膣口から溜まった俺の精液をシャワーのように噴き出すのだろうか、なんてとても魅力的な事をぼんやりと考えたが止めておいた。折角名前の中に吐き出した俺の種をわざわざ出してやることも無い。このセックスで俺の目的は彼女を妊娠させることなのだから、腹がはち切れるまで彼女の子宮を精液で満たすことだけ考えたい。そういうプレイはまた今度、君が望むならいつでも期待に応えよう。適度に肉のついた綺麗な背中に約束のキスを落とすと汗で少し塩っぽいのがまた堪らなかった。

ああ、けれど子供を孕んだら、激しいのは暫くお預けだね?ふふ。

ぐちゅぐちゅぐちゅ!

「はぁっ…!んっ…こんなに狭い腹に俺の精液溜め込んで……ハハッ…お前、恥ずかしくないの?」
「んう!あんっあんん!!ぎ、ぎもち…あん!!精市…ッ!!」
「俺のちんこが気持ち良いならおねだりしてみろよ…俺の言うこと、ちゃんと聞けるだろ?」

言いながら蕩けきった肉の穴から一度、ズプリとペニスを完全に抜き去った。先端から根元までべっとりと愛液や精液の付着した肉棒がてらてらと鈍い光を放ちながら久し振りに外気に晒される。

引き抜いた際に案の定、目の前の膣口から白く重みのあるソレが流れ出るのを見て一層俺の瞳が欲情の熱を灯し喉を鳴らした。物欲しそうにヒクつく入り口に今すぐペニスを突っ込んでやりたい衝動を抑えながら、彼女の腕を強引に引きバックから正常位に体位を変えさせると、俺はベッドに両膝を突いて立ち名前を高みから見下ろす。

「はぁっ…ぁん…せ、ぃ…」

名前は浅い呼吸を繰り返しながら、俺の威圧的な眼光に時折視線を逸らしながらも、恐る恐る足を左右に広げていった。

既に何度か達して疲弊した身体は力のコントロールが効かず、どうにか力を込めてベッドシーツの上を緩々と滑るその爪先の動きは今にも崩れ落ちそうで心許ない。時折ぷちゅりと愛液が泡を吹いて弾ける音を聞きながら、一捻りしてしまえば簡単に命を奪えそうな彼女を前にして思うことは「愛しい」という、その一言に尽きるのだ。

ゆっくりと瞬きをしながら彼女を瞳に焼き付ける。

「…」

求められたい。俺に根刮ぎ奪われて全てを失ってしまった、愛しい君にいつまでも求められたい。そうだ、依存しろ、この俺に……ギリ、と奥歯を噛み締めて見据える先は他でもない、名前の切ない泣き顔だった。

「せぇいち…ンッ、欲しいの、精市がほし…」
「…そんなんじゃ全然足りないよ、名前…」
「んんん…ッ!!あっあっ、アッ」

くちゅりと秘肉を亀頭で擦り上げると名前は背中を浮かせてビクビクと痙攣する。生温かな人の体温、ぬるりとした亀頭の感触が気持ちいいのか目を見開いてだらしなく舌を突き出したまま、途切れ途切れに喘ぐ彼女の姿はとても卑猥で、下半身でドクドクと脈打つ俺のペニスを余計に疼かせるのだ。ああ、挿れたい、そのどろどろに溶けそうな君の膣に。熱に浮かされた頭で、右手で軽くソレを扱きながらその場しのぎの快感を得ていく。

そう、性欲に駆られた俺に余裕などまるで無いのだ。独占欲、執着心共に旺盛な俺のサディスティックな性癖を君は良く知ってるだろ?ゾクゾクと背筋を這う真っ黒い衝動に駆られながら歪な笑みを浮かべ、ペロリとゆっくり舌舐めずりして問い掛けた。

「精市の赤ちゃん欲しいです、は?」
「せぇいちの赤ちゃん欲しいれすうぅ…あっあっ」
「で?だからこの、はしたない名前の雌まんこはどうしたいのかな」
「あっ、名前のおまんこに精市のザーメン、アッ注いで…赤ちゃんできるくらいせぇいちの濃い精液出してくらさいぃ…あんっ…早く…!」

俺が陰唇を撫でるようにペニスを軽く動かす度に、彼女はピクンピクンと震えながら譫言のようにそうねだる。舌足らずで視線の定まらない瞳はもはやどこを向いてるのかわからないし、先程から腰がしきりに揺れているからこの様子ではもうただ俺のペニスを欲しがるだけの生殖器と同然だ。そう、結局淫靡な君が先に我を失って、取り残された俺の片想いでセックスが終わるのは少し寂しいけれど、今回は君を確実に妊娠させるから終わっても終わらない。

正常に意識を取り戻した時の君の絶望する顔が今から楽しみだ……俺という鎖に雁字搦めにされて身動きできなくなる、俺の独占欲を充分に満たす君の姿が一生を通じて見られるというわけだ。俺の大切な宝箱に鍵をかけて仕舞いたい、君は俺の宝物なのだから。そして興奮は最高潮に達する。

「名前、可愛い名前……そんなに俺の精液がこの淫乱まんこに欲しいのかい?いけない子だね…いいよ、上手に強請れたね。今からたくさんご褒美をあげよう」
「んっ…せぇいち…はぅ……ああああああああんッ!!!」

ぐちゅぐちゅ!!

入り口から最奥にペニスを突き刺して激しく内壁を擦り上げれば、熱い肉棒に具合良く絡み付く粘膜に今にも全部搾り取られそうだ。

「…ッほら、わかるかい?ふふッ…名前の大好きなモノがココにしっかり刺さってるよ…ッ気持ちいい?ン…っ」
「あんっあっあっ!!あんっ!!」

色白い太腿の肉を大きく開いた掌に鷲掴みながら夢中で腰を打ち付けると、反動で名前の身体が大きく揺さぶられベッドのスプリングがギシギシと悲鳴を上げた。彼女の嬌声と共鳴して俺にセックスを実感させる。ピンと立ち上がった彼女の乳首を口に含んで舌で転がしたり、甘噛みしたり胸や腰を揉んで肉感を楽しみながら律動を繰り返せば、窮屈に締まる胎内に思わず下唇を噛み締めた。まだ出さないと、ぐっと射精を堪える。

「…ック…!ん…はぁ」

咄嗟にピストンを緩め頂点を見送ったのも束の間、イキそうでイケない燻るようなむず痒さに逆に下半身が死ぬほど気持ち良い……絶頂を渇望するペニスはピクピクと不規則に痙攣し、乾いた喉でゴクリと生唾を飲めば喉仏が上下に動く。そうして額から流れた汗を手の甲で雑に拭いながら天井を仰いだ。ああ、いい加減歯止めが効かなくなりそうだ。彼女の中を奥深くまで緩々と丁寧に突きながら次第に腰の動きを速めていくけれど、はぁはぁと、これって部活してる時より息が切れてるんじゃないか。

ぐちゅぐちゅ!

太く猛ったペニスで本能のままに激しく膣を掻き乱す。細い腰を両手で鷲掴み無理矢理固定し一心不乱に子宮口まで腰を打ち付けていたけれど、根元が疼いて仕方なく、遂に我慢の限界を迎えた。

「はぁっはぁっ…名前ッ、名前、そろそろ精子出すよ…中に…!ちゃんと受精するんだよ…!!」
「んっんっはぁっあっあっ」
「愛してる…ッ出すよ…!もう出すッ……ん、く…っ!!」
「あっあっ!ッんぁああああああん!!!」

ビュルビュル!!とわななくペニスから勢い良く大量の精液を放ち、下半身の熱い脈動を感じながら強張った彼女の身体をきつく抱き締める。

「好きだっ名前…は、ん、沢山出たよ……愛してる……」

子宮口を抉るように深く突き刺したままダイレクトに子宮に注ぎ込むと、同時に達した名前も俺の射精を促すかのように中でペニスを離さない。彼女の耳元で低く譫言のように愛を囁きながら、最後の一滴まで全て中に出し終えペニスを引き抜く頃には彼女は深い眠りについていた。否、気を失っているといった方が正しいのかもしれない。少しやり過ぎたかもなんて、膨れた彼女の腹と、膣口から流れ落ちる白濁の残骸を見てありもしないはずの罪悪感に浸る。

俺の手中に収まるべくして産まれた君は、俺の手中で朽ちていくのが必然にして至高だ。俺だけの君に永久の祝福を、そのためならば喜んで君以外の全てを否定しようじゃないか。

そう、全ては君のために、俺は俺の正義さえも捨てよう。


end.