生温かく苦い味は他でもない僕が今、愛する名前とセックスしているという実感を持たせるから病み付きになりそうだと一人満悦する。あぁでもそろそろ、僕の方も君の中に入りたくて破裂してしまいそうだ。ズボンのベルトを緩めると勃起した自身が姿を現した。滴る先走りでおもむろにペニスを慣らしつつ、彼女の膣口に亀頭を当ててくちゅくちゅと愛液と絡めながら君に意地悪に問う。

「さて…名前は僕のコレが欲しいのかな?ほら、もう今にも挿入っちゃいそうだ。くすくす」
「あっ挿れて…いれてぇ、周助のペニス…あひ、あ…身体が熱いの、早くいれてぇ…っあぅ」
「どうしようかな?こんなに淫乱でイケナイ子には、いっそお預けしてしまおうか…それとも、僕と約束できるなら」

一度擦り合わせる手を止めて、再び彼女の額に優しく口付けながら揺るがぬ瞳で君を見据える。

「これからは僕に何も隠さないで。いつでも僕を頼って。例え些細な事でも、君の力になりたい。僕のキモチ、わかってくれる?」
「ん…ん、ごめん周助、好き…なんでも打ち明けるよ…私、ちゃんと約束す……っひあぁああ!!」
「そう、これは二人だけの約束だよ」

名前の言葉を聞き終わるより早く、衝動に突き動かされた僕は彼女の中へペニスを勢い良く挿入する。彼女と付き合い始めてからは中に挿れ慣れてるとはいえ、処女の頃から変わらぬ締め付け具合にすぐにでも搾り取られそうだと、思わず下唇を噛んだ。

「ねぇ名前?僕でないとイケない身体にしてあげよっか。可愛い僕だけのお姫様ッ…!はぁっ」
「あん!あっ、周助ぇ…だめっ、はぁっ!」

そそり立った赤黒くグロテスクなソレを根元までグリグリと押し付ければ、先端が子宮口に当たって昇天しそうに気持ち良い。額に滲んだ汗に髪が張り付いて鬱陶しいから雑に拭って、またピストンに集中する。着崩した己の制服をせっかちに全て脱ぎ去ると、名前の太腿を鷲掴み肉感を堪能しながら、更に下から脚を持ち上げて太腿の柔肌に痛々しいキスマークを幾つか刻んだ。君の身体はいい匂いがする、シャンプーでも香水でもない、君だけの匂いだ。それもこれも全て僕のものだと、今の僕は王子様でも何でもない性に飢えた一人の男だと君に教えてあげよう。

彼女の右脚を肩に担いで思い切りペニスを打ち込む。ベッドのスプリングが煩い程に悲鳴を上げるけれど、生憎この家には僕と名前しかいないから遠慮無しにやれる。

「あっ!や…やぁっ!ぎもちい…しゅ、すけ、止め、あぁんっ!!」
「くす、止める?どうして?止めたら苦しいのは名前の方だよ?」

半笑いで乳首をきゅうと指で摘み上げると、膣がペニスをきつく締め付け中で熱くうねりを上げた。内壁がペニスの形に変形して、他の男の侵入を許さないくらい僕に貪り尽くされてしまえ。強く飛び散る愛液が二人の尻まで汚しとても美しいとはいえないこの状況に忘我し、僕は彼女の両手首を纏めてベッドに抑え付けると欲望のままに腰を振る。

「あっはぁっ!や…らめっ、おかしくなるから、しゅすけ…らめ、あひッ、あ"ぅんッ」

ピストンの衝撃をモロに身体に受けて激しく揺さぶられる名前が舌ったらずで譫言のように呟く。天井を仰ぎ見る瞳の焦点は合っていないし、力の抜けた舌先が唇の隙間からだらしなく見え隠れするから感じ過ぎて右も左もわからないんじゃないかなんて、君を簡単に貶めた薬の効き目に今更ながらに嫉妬した。

結合部がぐぷぐぷと卑猥な音を立て、パンパン!と次第にペースアップする肌と肌のぶつかり合う乾いた音が妙に生々しい。そうしてペニスの擦れる快感にビクつく睾丸を堪えながら、赤く膨れたクリトリスを中心から親指でぐちゅりと押し潰す。組み敷いた雌を前に、好戦的な眼光を瞳に宿して最奥にペニスを一気に捩じ込んだ。

「あっ!!周助ッまたイク!!や、やあ"ぁ、ぎもちいい…んっひっあっひあ"ぁあああああんっ!!!」
「はぁっ!いいよ…僕ももう…精液たくさん出す、名前…!…くぁ…ッ」

ビクンビクン!とキツく収縮した膣の中に溜め込んだ白濁を一気に放つと、前立腺の快感に目も眩むようなペニスの射精は数秒続いた。最後の一滴まで余すことなく注ぎ込み、達した余韻に浸りながらゆっくりとペニスを抜き抜けば、途端に白い残骸がドロリと膣口から零れ落ちる。僕が君を犯した証で、君が僕に犯された証だ。

「…名前、…好きだよ」

できればいつも、君に優しくしてあげたいけれど。そんな想いで最後、眠る彼女の唇にそっと口付けたのは、午後九時の事だ。


end.
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不二先輩ファンの皆さんいつも遊び来てくださりありがとうございます(土下座)