続・同衾しましょう

朧げな月明かりだけが照らす室内で、一式の布団の上では三つの影が交じり合っている。名前は四つん這いの格好で尻を突き出し、あられもなく晒け出したその秘所を小狐丸が執拗なまでに舐め上げていた。
「っぁああ!そ、こ…っ!あぁんっ!」
「ぬしさまは此処が気に入られたようで」
じゅる、と派手な音を立てながら溢れる蜜液で濡れそぼった蜜口を吸われ、伸びていく舌が秘芽を擦ると名前の腰は電流が流れたように大きく跳ね上がった。すると布団に顔を押し付けて喘ぐ名前の前に三日月が座り、徐ろに襦袢の前を寛がせると怒張した大きな塊が姿を現す。
「自分ばかりはちと狡い。俺も悦くしてくれ」
口調は優しいがその手は有無を言わせず名前の後頭部に伸び、咽せ返る雄の匂いを放つ塊に引き寄せてくる。それにおずおずと片手を伸ばすとその手は呆気なく布団に押し付けられ、三日月の「手は使うな」という声が頭上から響いてきた。
言う事を聞かなければきっと手酷い仕置きを食らうに違いない。名前はゴクリと音を立てて生唾を飲み下すと濡れた舌を小さく出しながら雄の根元から雁首へ、ゆっくりと控えめに舐めていく。雁首の窪みを中心に舌を這わせながら時折ちゅう、と吸い付くと三日月の欲望は先走りを垂らしながら脈打ち、優しい手が髪を梳いてくれるのが心地いい。
「おや、其方にばかり気を取られるのは些か寂しいものがありますね」
「んぁ、ん…っ───っんぁああっ?!」
三日月の優しい手つきに陶酔しながら小狐丸の舌に翻弄されていると、不意に遠のいていく秘所からの刺激に物欲しがる暇もなく突如腰を力強く掴まれたかと思えば一気に熱い楔で身体の中心を貫かれた。
執拗なまでの愛撫でこれでもかというほどに湿った膣内は痛みこそなかったものの、指ですら慣らされていない其処に突然押し入って来たのは規格外の質量だ。思わず息苦しさすら感じるその塊の大きさにたまらなく下腹部に力を入れると膣壁はその形を象るように蠢き、小狐丸の口からは余裕のなさが伺える吐息が漏れた。
「…はっ、ぬしさま、あまり締め付けてはなりませぬ」
「んんっ、んぅっ!ぁあっ!ぁんっ!あっ!」
最初から遠慮なく打ち付けられる容赦ない律動に名前が思わず三日月の欲望を口から離すと、彼はそれを許さず再び後頭部を押さえつけ口内に塊を捩じ込みながら「誰が離して良いと言った」と欲に濡れた声を降らせてきた。
くぐもった声しか出せない名前の腰を力強く引き寄せ、淫靡な結合音を響かせながら小狐丸の律動の勢いは止まらない。ずちゅ、と音を立てながら引き抜かれる瞬間は雁首が膣壁を的確に擦っていき、再び突き上げられる時には敏感な最奥を力強く抉られ身体中を快感が駆け抜けていく。
「んんーっ!ん、っ、ぅっ!んぅっ!!」
「小狐、あまり無茶をして壊すな」
「…っ、それは些か難儀な話よ…っ」
前と後ろ、どちらからも貫かれ身体の中を蹂躙される快楽に名前は熱い涙を零しながら悦ぶ。言いつけ通りに手は使わず頭を上下に動かしながら塊にしゃぶり付く名前の髪を一層優しく撫で付ける三日月とは対照的に小狐丸の荒々しい動きは止まる事はない。
ある一点を擦り上げると途端に膣壁の締まりが良くなり、続けてゴリゴリと擦ってやれば名前は全身に震えを走らせながら絶頂を迎えた。
それでも快感の波が去るのを待ってやるほどの余裕はなく、生き物のように蠢く膣壁を押し分けながら硬い陰茎で子宮口を無遠慮に突き上げ、小狐丸も昇り始めた絶頂感に息を詰める。
「っ、ぬしさま、ぬしさまっ、…!」
「んっ、んっ、ぅんっ!んっぅっ…!」
「…ああ、俺もだ……溢すな…っ」
名前を呼びながら肌と肌が打ち合う音を激しく響かせ、グッと最奥に突き立てられた刺激で小狐丸が熱い飛沫を子宮に注ぎ込むと、思わずキュッと締まった喉奥の刺激で三日月の吐精感も堪らず限界に達し、名前の口内にたっぷりと精を放った。
どちらも栓を抜けば溢れてしまいそうな程の量。その熱さに戦慄きながらも名前は喉を鳴らしながら三日月の精液を飲み下し、その場に上半身だけ倒れ込んだ。
「…ふむ、俺はまだ落ち着きそうにない」
「は、ぁ…っ…ん…っ…?」
布団に突っ伏す名前が重たい頭を持ち上げると、目の前には三日月の言葉通りまだまだ勢いの冷めない塊がそそり立っている。
まさか、と思わず息を飲むとまだ膣内に入ったままの小狐丸の欲望も全く衰えた様子を見せず、むしろビクビクと脈打ちながら更なる硬度を増しているようで。
「どうやらまだ終われんな」
「ぬしさま…御覚悟を」
頬が引きつっていくのを感じる名前をよそに、三日月と小狐丸はどれ交代だと言葉を交わしながら互いの位置を交換しているらしい。固まったまま動けない名前の身体は三日月の手によって反転され、今度は仰向けになった名前の頬にぴたりと当たるのは残滓で濡れたままの小狐丸の欲望。そして三日月に両脚を肩に担がれ、最早逃げられない状態でズブズブと膣内へ押し入ってくる塊の熱に浮かされながら、名前は小狐丸の雁首をぱくりと咥えて情欲の夜の波に飲まれていった───

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