なにこれ。デジャヴ?






「ん…んん、ふ」






別に俺な、他人のちゅー覗き見する程悪趣味やないで?たまたまやねん、いつも。俺が行く先々でたまたまちゅーしとんねん。せやからな、別に俺悪くないやん?

昼休みオサムちゃんの所行ったら名前呼んで来い言われて、てかそもそもなんで名前テニス部とちゃうのにオサムちゃん何の用事があんねん。まあ、その辺の疑問はあるけどとりあえず名前呼びに行かなあかんやん?そんで名前のクラス行ったらクラスの奴が、「名前さっきどっか行ったでー。いつもんとこやろ」って言われて。いつもんとこゆーたら、名前がよーサボるときに使うてる空き教室やろ、って踏んで行ってみたらこれや。


「んぁ…ふ、ん」


何でおれ教室の前で立ちつくさなあかんのや。この教室の周り準備室やら教材室やらで人も滅多に通らんから、それをええことにやな。ほんまどつきたい。



ガッ



あ、やば。

教室の外に置かれてるイスに脚が当たってしまった。教室の中からは小声で、誰か外にいる、やばい、やらなんやら聞こえるで。って、


「あ」


足音が迫ってくると思ったら名前がドア開けて出てきた。っと思ってる間に後ろのドアから女の子が足早に出て行った。


「またお前かよー」

「好きで来てんとちゃうわ。あれや、オサムちゃ…」




え、なんや、どゆことや。
急に名前に腕掴まれて教室に連れ込まれた。



「タイミング悪すぎなんだよー。なんか中途半端。やだ。モヤモヤする」

「は?て、んん!?」




ほんまありえへん。





「ん、…ぅん、ふ、」

「んん、ちょ、…ふぁ、や」




まあ、なんていうか、あれやねん。名前にがっつりべろちゅーされてるねん。うん。なんなんこいつ、どんなテクやねん!キスうますぎやろ。逆に引くわ。と同時に今までの彼女にしてきた俺のキスはなんやったんやってなるわ。



「ん、…ごちそーさまー!」

「っ、はぁ…」



俺は息絶え絶えなのに対し余裕でへラリと笑う名前。……って、



「な、なにすんねん自分!!!」

「え〜キスだよキス〜。ちゅー」

「んなこと分かってるわ」

「だって白石が悪いじゃんか〜、タイミング悪いんだよ。スッキリしなかったからさ、はい、これでスッキリ〜!」


オサムちゃんとこ行けばいいんだっけ?と言いながら教室を出ようとする。


「名前、お前ほんまどつきたい。ふざけんなや!」

「えー?俺、白石にはノンケでいて欲しいって言ったけど、俺的にはお前全然いけるから!」


語尾に(笑)がつきそうな笑顔で部屋を出ていった名前。


「あいつ、いつか毒手やな」



ちなみに俺は男には興味あらへん。



140205





まえつぎ




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勝ち気なエリオット