「ん……」



カーテンから差し込む光が顔に当たってなんとなく眩しく感じて目が覚めた。

なかなか瞼が開かず、まだうまく働かない思考で色々考えたけれど、この状況から夢なんじゃないかなんて考えたり。だってさ、光が人間になるなんて…


そっと私の胸で何かが動く気配がした。うっすら目を開けて見ると、



「にゃー…」



黒い塊がモゾモゾ動いていた。



「光…」
「にゃー」
「夢だったのかなー?」



光は猫に戻っていた。

やっぱり夢だったか、なんて思って。


「光はさー、人間になれるのー?」
「にゃ?」
「…違うよねー」
「でもさ、私はやっぱり光が好きだよー。うちの猫ちゃんでいてくれてありがとね」









ちゅ





「っ!」



不意に光から鼻にキスされた。



「んー、やっぱり昨日のは本当かな?なーんてね」




一夜限りだけど私は不思議な体験をした。
信じれないけど……


でも、
信じてみよっかな。



end...

140329
勝ち気なエリオット