10
カナエさんが手伝ってくれたのもあって、夕ご飯が完成した。カレーのいい匂いにつられてお腹がなる。 あの後、男性陣は順番にお風呂に入っているので、各々部屋着を身にまとっている。宇髄先輩はグレーのスウェットか・・・!!めちゃくちゃ似合う!すき!!
「ご飯よそった人たちからカレーかけるので持ってきてください!」と気合を入れ大声で呼びかける。一番前は煉獄くんだ。「よろしくたのむ!!」と私より大きい声で頼まれた。2番目は冨岡くん、小声で「鮭大根じゃないのか・・・」と言われたのでいつか鮭大根を作ってあげようと思う。三番目は不死川くん。「はよ入れろ」といってくるのでわざとちまちまかけてたら頭を叩かれる。こういったことも馴れたもんよ と顔に出すと、「慣れんな!」と今度は指でおでこを弾かれる。それは地味に痛い。そして、最後は待ちわびた宇髄先輩!!!
「宇髄先輩、はいどうぞ!私の愛情も山盛りにしておきました!部屋着の先輩もめちゃかっこいいです!目の保養!」
「サンキュー!佐伯ちゃん。ド派手に褒めてくれんなぁ」
うりうりと頭を撫でてくれる。なにこれ、なんのボーナスステージ??きゃー、もうこれは死ぬ、嬉しすぎて死ぬ。勉強会さんかしてよかったー!こんな近くで話せるし、お風呂上がりのいい匂いをめいいっぱい吸い込めるし・・・。しあわせだなぁとニマニマしながら先輩の手を受け入れていると 急にぱっと離れた。
「(これ以上はちょっと危ねぇ・・・なんつー顔してやがんだ!!)」
「いつまでもイチャついてねーではよ飯食わせろボケェ」
「あゆみちゃん、私の横に座って食べましょう〜」
「カナエさんの横!よろこんで!!!」
「不死川くん、さっきの怪我大丈夫?てか、何?組手って・・・」カレーを食べながら聞く。すると、宇髄先輩が横から
「俺たちは常に強くないといけねーから鍛錬してんだよ、勉強会は名ばかりで、こいつらと手合わせして常にお互い高め合っていくためにしてるって訳だ」
なるほど〜、なんか意識高いことはめちゃくちゃ伝わる!ん?ってことは・・・
「もしかして、カナエさんも・・・?鍛錬とやらをしているのですか・・・?」と恐る恐る聞くと 「もちろん!私だってこれでも強いのよ!」 こんな華奢で可憐で超美人なカナエさんが こんなムキムキマッチョたちと手合わせ・・・・・・?さらに「私だけじゃないのよ、女の子は!もっと可愛い子もいるわよ〜、私の妹のしのぶもそこそこ強いし・・・」 もうちょっとついていけないかも・・・。可愛い子ほど強いの?この世界は・・・??でもカナエさんに護られるのもいいかも・・・美人のカナエさんの強気な表情ってきゅんってしちゃう!
でも、やっぱり護られるなら宇髄先輩に護ってもらいたい!!
「あの・・・鍛錬とやらを見学させていただけないでしょうか??!!」多少の下心をゆるしてほしい。