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翌朝、洗面所で髪を結んでいる冨岡くんに会い、流れでわたしもお団子頭にしてもらった。
お団子作るの自分ではなかなか出来ないので、新鮮な気分でなんだかうれしくなる。上機嫌で朝ご飯の支度をはじめていると、みんながゾロゾロと今に入ってくる。宇髄先輩がいつもより眠そうでなんだか幼く見えてかわいい。きゅんと胸がなる。

「おはよう!!」
「・・・おはよう。」
「・・・はよ。」
最初に大きな声で煉獄くんが挨拶をしてくれ、冨岡くんと不死川くんもそれに続く。
「おはよう、みんな結構早いね!」なんて挨拶を返して、宇髄先輩をみる。
目が合うと「佐伯ちゃん、おはよ」とこちらへやって来てくれる。それに、おはようございますと返す。

「お団子頭なんか珍しいな、佐伯ちゃんそんな髪型今までしてたか?」なんて、聞いてくるもんだから、私の髪型覚えてくれてるの?!なんて勘違いをしてしまう。もうすき!

「えっと、これは冨岡くんにしてもらいました!洗面所でばったり会って私が頼んじゃったんです!上手ですよ冨岡くん髪の毛結ぶの!!」
えへへ・・・なんてちょっと照れながら人差し指で頬をかく。
「・・・・・・。」
あれ?似合ってない??無言になる先輩の顔をおずおずと見ると、なんとも言い難い顔をしていた。なんなら眉間にシワよっててちょっと怖いぐらい。

「あの・・・似合ってなかったでしょうか」
と自信なく聞くと、「いや、似合ってる」と笑って返ってきた、よかったいつもの先輩だ。さっきのは私の思いすごしだったのだろうか。

そのまま朝ごはんをみんなで食べ、テスト勉強をするのかと思ったが、今日は一日鍛錬とやらをするみたいだ。
ちなみに、カナエさんは泊まらずに1回家に帰って気が向いたらまた来てくれるらしい。

それぞれ、竹刀を持って素振りやら筋トレやらをしているのを縁側でぼーっとみている。凄いなぁ、こういう訓練でマッチョたちは出来ているのか。冨岡くんとか細そうなのに意外と筋肉あるんだな・・・。みんなの様子を観察していると突然腕立てをしている煉獄くんに名前を呼ばれる。
「佐伯!ちょっと俺の上に乗ってくれないか!負荷をかけたくてなった!!」と言われ、 特になんも考えずに、背中の上にしがみつくように乗る。あ、これ結構怖いし乗っている側も体幹とかしっかりしてないと、落ちてしまう。煉獄くんの上に乗ったすぐそばから、動き出してしまい咄嗟にぎゅうっと首元にしがみつく。まってめちゃくちゃこわい!!

「れ、煉獄くん!めっちゃこわい!!!」
とまってくれ〜と思っていると誰かがひょいっと担いでくれ、地面に降ろされる。

「ったく、佐伯ちゃん怖がってんだろ〜、煉獄も程々にしてやれよ」
助けてくれたのは大好きな宇髄先輩で、さらに好きが増す。
「すまない!」 と一言いってから、すぐに違うトレーニングをしている。

「佐伯ちゃんも、嫌だったらすぐ言えよ 煉獄のやつ、鈍いから気づかねぇぞ」
「いえ・・・私でもお役に立てるならって思ったんですけど・・・。宇髄先輩が降ろしてくれて本当に助かりました!ヒーローみたいで、めちゃくちゃかっこよかったです!!!」
「・・・っそりゃあよかった、次から気ぃつけろよ〜」

はい!と元気よく返事すると、前髪をくしゃくしゃと撫でられる。おぉわっと慌てていると
「俺も髪ぐらい結んでやるからいつでも言ってこいよ、この合宿中じゃなくて学校でもいいからよぉ」とニヤりといつもの少し意地悪でかっこいい先輩に言われ、ときめきがとまらない。

「・・・チャラい、でもそういうとこだいすきです!」

「はいはい」と最後に一撫でしてから鍛錬に戻っていった。