彼女に「合コンに誘われちゃった」と言われた時の反応(赤司征十郎)
※僕司「断る一択しかないだろう。そもそも、なぜ、行くという選択肢があるんだ?」
威圧感が滲み出ている。というか、怒りをそもそも隠そうとしていない。
「君はボクの彼女だ。そこは断るのが当然だろ」
至極真っ当なことを言われる。ああ、そうだよね。彼氏持ちなのに合コンとか普通に考えてダメか。私浅はかだったな。赤司くんの言葉で頭が冷える。
「確かに彼氏持ちなのに、合コン行くなんておかしいよね。断るよ」
「……君は友達が困っていたから行こうとしたんだろ?それは悪いことだとはボクは思わない」
「え」
「その友達にボクからも謝罪しよう」
え、良いよ。わざわざ赤司くんがそこまでしなくても。そう言うが、赤司くんは着いていく気満々なので、一緒にその友達の元に謝りに行くことになる。
「そうだよね。彼氏持ちなのに誘ってごめん」
「代役はボクも責任を持って探すよ。○○がいれば、合コンに穴が空かなかったみたいだしね」
そして、にっこりと見惚れてしまうような笑みを浮かべ、赤司くんは彼女の友達に言う。
「ただ、今後、彼女を誘うのはやめてもらいたい。大切な彼女なんだ」
うわぁーお熱いねと友達はテンション上げて、「私は邪魔者だから消えるねー」とどこかに行ってしまう。ちなみに赤司くんは、合コンの誘いを断らせて悪いななんて、ちっとも思ってない。
(ああ、これで今後、彼女は合コンに誘われなくなるだろう。別の誰かに誘われたとしても絶対に行かせたりしない……)
友達に釘刺すのが本当の目的だったりする。しかし、その目的を彼女に知られたくないので、引き続き見惚れてしまうような笑みを浮かべ、彼女の手を取る。
「さぁ、教室に戻ろうか」
「うん」
後日、赤司くんから日常使いできそうなシンプルなブレスレットをプレゼントされる。
「君に似合うと思って買った。良かったらつけてほしい」
突然のことだったので、驚きつつも嬉しくもあり、ブレスレットを付けるようになる彼女。彼女の手首を見ると、自分の贈ったブレスレットがキラリと光っていて、赤司くんは満足そうな笑みを浮かべる。ブレスレットを贈ったのにも意味があるのだが、そのことに彼女は気付かずに過ごす。知っているのは赤司くんだけ。全ては赤司くんの手の中。
(2022/06/21)