プロローグ

プロローグ


あのよく晴れた春の日。
桜舞うあの日。

あの日、秋斗に出逢わなければ。
あの日、雅に出逢わなければ。

2人の人生は酷く苦しくつまらないもののままだった。

2人でいてもつらいことはあるけれど、でも、お互いが好きで、愛おしくて、尊くて、どうしようもなく必要で。

2人なら、どんな苦悩も乗り越えられる。

2人はそう、信じている。


ープロローグENDー