赤い月


赤い月

今日は恋人のリヴァイがお休みなので、兵舎にお邪魔して休みを満喫してる
相変わらずリヴァイの淹れてくれる紅茶は美味しい

「このお茶美味しいねー!どこの?」
「俺が贔屓にしてるブランドの新作だ。美味いだろ」

思い切り私はうん、と答えると、私をじっと見つめるリヴァイに気付いた
なに?と、聞くと深く甘いキスをされた

リヴァイのキスは優しくて、内側から蕩けそうなキスだった
たっぷり舌をまさぐられると、うっとりしてしまう
そして唇が離れた

「オイ、ベッド行くぞ」

リヴァイからの提案に私は焦った
特別言ってなかったが、私は今日は月のものなのだ
と、言うわけで私はしたくない

「嫌。今日、生理だし」
「なるほどな。名前から雌臭い匂いがすると思ったら、そういうことか」

雌臭いって言われて、私は羞恥で顔が熱くなるのを感じた
生理だから諦めてくれると思ったらリヴァイは諦めなかった

「何でもいい。ベッド行くぞ」
「だーかーらー、私は生理なんだってば。シーツに血付くよ?潔癖なリヴァイはそれが嫌でしょう?」
「名前の血なら付いてもいい。何だったらタオル敷けば大丈夫だろ」

マジでする気らしい
こうなったらリヴァイは私が何を言っても聞かないだろう
諦めて私はベッドに横になる

「ん。それでいい」
「とりあえず股間は触ったり舐めたりするの禁止ね」

ちょっと不満げなリヴァイだったが、すぐに機嫌を直して、またキスをしてくれた
そのまま首筋に降り、跡を付けられた

「あ、ちょっと!目立つ所に跡付けないで」
「知るか」

そう言うとリヴァイは私の首筋にいくつも跡を付け、鎖骨にキスをする

「んっ!駄目、その辺弱いの」
「知ってるに決まってんだろうが。だから舐めてんだ」

鎖骨や胸周辺にも跡を残して既に固くなっている胸の頂きに吸い付いた

「あっ!やだ、気持ちよすぎる」
「不快じゃなければ問題ねぇ」

そのまま胸の頂きを吸ったり舐めたり軽く噛まれたりして、私は息が荒くなる

「タイム。私がリヴァイを攻める。全部脱いで横になって」

少し名残惜しそうに胸から唇を離したリヴァイは大人しく横になってくれた

私も同じように鎖骨周辺に跡を付ける
リヴァイの事だから、誰にも見られないような服選びをする筈だ

そこから、固くなっているリヴァイ自身に口付けた
リヴァイがピクリと反応した

嬉しくなってリヴァイ自身を一心不乱に舐める
時には咥えて上下して、いわゆる裏筋をペロペロ舐めたり、色々してるといきなり口を剥がされた

「我慢できねぇ。挿入させろ」
「いいけど、タオル敷く?」
「いらねぇ」

そのままリヴァイは体を反転させて、私に覆い被さり、私の唾液でベタベタになったリヴァイ自身を一気に挿入した

「はっ...一気に入れる事ないでしょ!」
「うるせぇ。我慢できねぇって言っただろ」

続けて文句を言おうとしたら、リヴァイの唇で唇を塞がれ、腰を激しく打ち付けられる
唇をふさがれてるので、喘ぎ声を満足に出せない

「んっ!んーっ!」

喘ぎ声が聞こえないのが不満だったのか、リヴァイは唇を離して胸に吸い付いた
相変わらず腰は激しい

「あっ!んっ!あぁっ!壊れちゃう!もっと優しく、んっ!してよ」
「無理だ。俺の理性が保たねぇ」
「バカっ!アッ!ダメ、イくっ!」
「好きなだけイけ」
「あっ!あんっ!イくっ!あぁーっ!」

ビクビクと痙攣して私は絶頂を迎える
が、リヴァイは腰を振る動きを緩めない

「ちょっ!ダメ!またイく!」
「好きなだけイけと言ったはずだが」
「あっあっあっ!またイっちゃう!ん、あぁっ!」

休憩もさせてもらえず、私は連続で果てた
その後もリヴァイは強く腰を打ち付けて、5回は連続でイかされた
そろそろ意識飛ぶかも、と思った頃、リヴァイにも絶頂が訪れた

「オイ、名前、出すぞ」
「うん、リヴァイ、いっぱい出して!」

リヴァイは一層腰の動きを激しくして、二人同時に果てた
と、同時に私は気を失った

次に私が目覚めたのは1時間後だった
ベッドに寝かされ、毛布を掛けられていた

「起きたか。紅茶淹れるが、飲むか?」
「うん。思いっきり甘くして」

快感の余韻に浸りながら、リヴァイがお茶を淹れてくれるのを眺める
その姿が何となく愛おしくて、つい口に出してしまった

「ねぇ、リヴァイ、愛してるよ」

リヴァイはお茶を淹れながらこちらを見ずに言った

「あぁ、名前俺も愛してる」

案外アッサリしてるなー、と思っていたら、今日何回目かも分からないキスをくれた
リヴァイなりに嬉しかったらしい

「で、そう言う気分になったんだが、もう一発いいか?」
「良くない!今日はもう無理!」
「無理だ」

そのまま、またしても覆い被さるリヴァイにヘロヘロの私は抵抗できる筈もなく、今日は真剣に死ぬかもな、なんて考えた

後日、血の付いたシーツを洗うリヴァイをエレン君に目撃されるのは、また別のお話

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