後書き
こんにちは。マサムネです。
「眼差し」本編35話をお読みくださり誠にありがとうございます。

2022年夏の終わりにA3!のゲームを始め、千景さんの会社の後輩になりたい……という思いから始まったのがこの連載です。

私はかなり遅筆なのですが、私にしてはさくさくと更新できた連載でした。さくさく更新が叶った理由は二つあります。一つは、サイトを立ち上げるまではスマホのメモ帳に自分用に書きたいところだけを書きなぐっていて、サイトを立ち上げた2023年1月には本編の骨格は出来ている状態だったことです。
二つ目は、読んでくださったり、拍手をくださったりする方がいたことです。3月、4月は私自身の業務が増える時期でした。自分の書きたいものを書いて置いているだけ、お品書きは「眼差し」以外に無しという壁打ちサイトでしかないと思えば更新を滞らせていたかもしれませんが、読んでいただけることや、拍手やメッセージを送っていただけることに大変励まされ、続きを書きたい気持ちがとても強くなりました。心から感謝を伝えたいです。ありがとうございます!

サイトを作って連載をしたことで大発見がありました。
千景さん夢の需要はあるのだろうけど、女主夢に限るのかしら…?と考えておりました。しかし…男主夢にも…需要はあるのですね…!この世に同士さんがいる…!なんと嬉しいことでしょう。大はしゃぎしました。本当にありがとうございます。

千景さんは、自分用にメモ帳に書いている時点では、最後まで割と余裕のある人でした。如才ない、というんでしょうか。知的で理性的で、注意深い人。自分にとって都合の良いように人を操ろうとするところがあるけど、自分のテリトリー内の人間に対しては面倒見が良い人。ところが、私がゲームで最初に感じた以上に、愛情深く不器用な人に着地しました。
メモからお話にしていくに間の約半年で、ゲームのストーリーを読み進めて、バクステも結構集まって、第十回公演イベントもあって。その中で、千景さん像が変わっていきました。知的な人というのは変わらないんですけど、知識として持っているし頭で理解できても体の反応、反射行動をコントロールできない場面も間々あるのだな…愛情に関わるところでそれが顕著なのかな…と。器用でスマートな千景さんを期待して読み進めてくださった方がおられたら申し訳ないです。書いていて、千景さんがすっごい名前くんを可愛がって、めっちゃ大事にするから、私もびっくりしました。

千景さんの会社の後輩、名前くん。
エリート商社に採用されて千景さんと一緒に海外出張に行くとなると、はじめから外国語が相当話せる必要があったので、海外育ちで、勉学に没頭するような子、という成り立ちになりました。年齢は、千景さんだけでなく至さんのこともさん付けで呼びたかったので、至さんよりも年下。これは私の好みです。美人さんなのも、もちろん私の好みです。顔の印象が「儚げ」ではなく「硬い」のも好みです。お顔は硬質な印象なのに性格は温和なのも好みです。
名前くんは、お顔が整っていて、多言語が話せる子です。でもこれまでの人生は千景さんほどではないけど複雑で、幸せな家庭ではありませんでした。そういう生い立ちを背負わせてしまったけど、千景さんや、千景さんが繋いでくれた劇団員のみんなに幸せにしてもらえたのでよかったです。本当によかった。
名前くんも、千景さん同様、最初に想定していたものとはちょっと違う性格になっていきました。書き進めて深堀りが進んだんでしょうか。想定以上に自己評価が低い青年になりました。本編最終話で千景さんを振ろうとしたのには焦りました。あと、そう、劇団のファンになりました。メモ時点では最後まで千景さんにチケットを用意してもらっていたんですけど、ファンとしてチケットの当落も楽しむようになりました。いつか、チケットがご用意されない悲しみにもぶつかるんでしょうか。がんばれ。当選祈願。
彼の過去にはまだ書き残している部分があるので、追々書いていきたいと思っています。

同じ部署の先輩たち。
何人も出てきました。特に浅田さんと平尾さんを書くのは楽しいの一言でした。定時間際に仕事を振ってくる平尾さんに、妬みをバシバシに出してくる浅田さん。花形でエリートの集まりの部署ということで、もっと頼もしい先輩にしてもよかったかもしれません…笑。けれど何でも出来て非の打ち所がない人たちの集団、というのは現実にはそうそうないだろうとも思い、ああいう二人に出てきてもらいました。二人の活躍は書けませんでしたが、仕事で結果を出していないわけではない…とここでフォローさせていただきます。

劇団のみんなを全員登場させることが出来なかったのは私の力不足です。「物語のコラージュ」では大人数を登場させようと試みたのですが、わちゃわちゃして収集がつきませんでした。ゲーマー仲間の万里や、絵で魅せてくれる一成とは今後交流が深まるといいなと思います。追々書きたいです。ゲームのイベントも、書きたいと思って書けておらず、温めすぎて煮えています。アクターズカフェ…いつか書きます。

書きたいものがまだまだあるので続編のページを近いうちに開きたいです。しかしその前に、「眼差し」にはまだやり残したことがある、そう、えっちです。ページ頭の注意事項にえっちを書くと記載しておきながらここを離れるわけにはいきません。ブログの初期を読んでくださっていた方は覚えていただいているかもしれませんが、私はずっとえっちが書きたくて悶々としていました。書きたい、けど、話の順番を飛ばしてえっちを書きたくないという拘りもあり…。だって違うじゃん!番外編として書くこともできたけどそういう突発のえっちと、時間を重ねてもだもだしたところを乗り越えて書くえっちは違うじゃん!突発のえっちも好きだよ!でも連載は!連載のはじめてのえっちは!とっても大事じゃん!!
ご趣味の合う方はお待ちいただければ幸いです。(スン)

ここまで目を通してくださりありがとうございました。
重ね重ね、サイトにお越し下さり、「眼差し」にお付き合いくださり、誠にありがとうございました!

2023.04.25 マサムネ

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