平穏な日常の段
一年生の教室内では‥‥土井先生がは組のみんなに座学の授業を行っていた。

土井「‥‥であるからして〜」

と黒板にチョークで書き物をしながらふりかえるといつものようにしんべヱが机に伏せて寝ていた涎付きで。

しんべヱ「ぐぅ〜が〜」

土井「‥‥しんべヱ〜‥‥授業中だぞ!おきろ〜!!」

しんべヱ「ふんが!」
土井「いびきで返事をするなぁ〜!!」

土井先生がいつものように怒鳴りながら注意をするも日常茶飯事なのか苦笑いしている乱太郎たちがいた。

きり丸もまたつまらなさそうに「ふわぁ〜」とあくびをした。

真面目に受けているのは団蔵と僕と庄左エ門と片手で数えきれる限りの人数だった‥‥。


土井「はぁ〜‥‥いてて」

土井先生は深いため息を吐きながらお腹を押さえる。
「‥‥あのぉ〜‥‥土井先生、だいじょうぶですか?」

神経腹痛なのか深刻そうなので‥‥不安を覚える。

土井「あ、‥‥蒼真‥‥お前だけだよ、心配してくれるのは‥‥あはは」

と苦笑いしながら答える土井先生に「お大事に」と呟いた。

カンカンと授業終わりの鐘がなりまた一つ深いため息を吐くと忍たまの友を閉じて

土井「本日の授業はここまで!」

「「「「ありがとうございました!!」」」」」

土井「あぁ〜そうそれから明日抜き打ちテストをやるから

今までのことしっかりと復讐するようにわかったな?」

と去り際にいうと乱太郎たちが「えぇええ〜!!」とブーイングるする。

抜き打ちテストかぁ〜‥‥困ったな‥‥今までやったところに関してもまだ殆どわからないし‥‥

僕は庄左エ門に教えてもらおうと思い声をかける

「庄左エ門君!」

庄左エ門「あ、蒼真!どうしたの?っていうか‥‥君はつけなくていいって言ったのに…」

「あはは、‥‥まぁ癖という奴ですね

それはそうと、今までやってきた授業の内容忙しくなければ教えて欲しいんだけれど‥‥」


庄左エ門「あぁ〜ごめん!教えてあげたいんだけど、これから学級員会があるんだ!」

と手を合わせながらごめんねと謝ってくる。ため委員会なら仕方ないと肩を落とす。

「‥‥いえ、委員会なら仕方ありません‥‥他の誰かに教えてもらいます‥‥」

庄左エ門「‥‥でも他のみんなが教えられるかな?


あ、なら土井先生に範囲を聞くといいよ?
まだ編入してそんなに日が経ってないからわからないのも無理はないし‥‥教えてもらえると思うけど…」

「わかりました!土井先生に聞いてみますありがとう庄左エ門君、委員会頑張ってね?」

庄左エ門「あ、うん!そっちも頑張ってね!」

僕は慌てて土井先生のあとを追いかけた。

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