03
「大丈夫だった? 紗良ちゃん」
男子高校生はカルマに殴られ気絶し、地面に伸びていた。
一方でカルマは傷ひとつ負っていない。
「うん、助けてくれてありがとう。すごいね赤羽君、高校生相手に……」
「楽勝だよこんなの。渚君も大丈夫?」
「大丈夫だよ。カルマ君が来てくれて助かったよ。でもどうしてここに? 」
カルマはテストを早く終わらせて帰ったはずだった。
「暇だったから適当にぶらついてたんだ。そしたら2人の声が聞こえてきたからさ。2人はこんなとこで何してたの?」
「僕たちは……あ、そうだ紗良ちゃん、カルマ君も誘う?」
渚はそう提案して紗良の方を見た。
「うん、そうしよっか。ねぇ赤羽君、クレープって好き?」
「ん? 好きだよ。どうかしたの?」
急にクレープの話になり、少しキョトンとするカルマ。
「僕たち、今からクレープ食べに行くところだったんだ」
「良かったら、赤羽くんも一緒に行かない……?」
2人にそう誘われ、甘いモノが好きなカルマはもちろん快諾した。
「良いね〜行く行く。ちょうど暇してたし」
「よかった。じゃあ3人で行こっか」
そう言ってニコッと笑う紗良。
「……あ、けど俺お邪魔じゃない?」
一応気を使ったカルマだったが、紗良と渚の2人は頭にハテナを浮かべて「何が?」という表情をした。
「……いや、なんでもないよ。で、どこの店いくの?」
「えっとね、新しく出来たばかりのお店で……」
そうして3人は一緒にクレープを食べに行くことになった。
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