3時のおやつを一緒に(肥前)
大好きなおやつタイム。
3時になったら、その日の近侍と一緒に甘いものを食べることが私の毎日の楽しみだ。
今日の近似は、肥前くん。
本丸に来て半年ほど経ち、だいぶ仲良くなれたと私は思っている
「今日のおやつは、みたらし団子だよ〜!」
縁側に並んで座りながら、私は箱から団子を取り出して、肥前くんに見せる。
「まあ、悪くねえな」
風が気持ちよく吹いて、団子の甘い香りがふわりと漂う。
縁側でこうしてのんびりするのは、本当に贅沢な時間だ。
「いただきます!」
団子を食べようとしたその時、審神者室から電話の着信音が聞こえてきた。
「あ、電話かも。ごめんね、先に食べてていいよ」
肥前くんに一声かけて、私は急いで審神者室へと戻る。
電話をとると、相手は審神者友達だった。どうやら、ちょっとした相談ごとがあるらしい。
数分の会話を終えて、縁側に戻ると、手つかずのみたらし団子がそのまま置かれていた。
肥前くんは、私が戻るのを静かに待ってくれていたようだ。
「あれ、待っててくれたの? ごめんね」
そう言いながら、改めて縁側に座り直す。
肥前くんは食いしん坊なイメージがあったけど、意外と律儀だなあなんて思っていると、少しふてくされたような顔をして、ぼそりと呟いた。
「おまえと一緒に食う方がうまいんだよ」
その言葉に驚いて、私がぽかんと口を開けたまま固まっていると、団子を口に突っ込まれた。
「んぐっ!?」
と思わず声を上げる私に、肥前くんはふっと一瞬笑うと、自分の団子を食べ始めた。
私は、自分が思っている以上に、肥前くんと仲良くなれているのかもしれない。
その日のみたらし団子は、いつもより甘くて、とても美味しかった。
2024.8.31
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