愛してるよ(レオ)


※たぶん二人は付き合ってる



「先輩の『愛してる』は軽いですよね」

なんとなく普段思っていたことをぽつりと呟いてみた。
スルーされるか思ったけれど、レオ先輩は作曲の手を止めて私の方へと視線を向ける。

「ん〜? 軽い?」

「だって、語尾に☆ついてたりするし、言い方も軽いし……」

私がそう言うと、先輩は腕を組んで少し考えるような仕草を見せる。

「うーん。なまえにそう思われるのは心外だな」

先輩はおもむろに私の手をひいて壁際に追いやると、私を挟むようにして両手を壁についた。いわゆる壁ドンだ。
いつになく真剣な表情でまっすぐこちらを見つめてくる先輩に、心臓の鼓動が早まる。

「レ、レオ先輩……?」

「なまえ」

先輩は私の耳元に顔を近づけると、普段より低い声で囁くようにこう言った。

「愛してるよ」

聞き慣れてる単語のはずなのに、私の顔は火が付いたように一気に熱を帯びた。
真っ赤になってへなへなとその場に座り込む私を見て、先輩は満足したようにニッと笑う。

「これでどうだ?」

「降参です……」

※夢絵

2016.10.21



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