聞こえてる(レオ)
霊感が湧き上がってきたと叫ぶ先輩に先輩に紙とペンを貸してあげると、「ありがとう大好きだ!」といつものセリフが返ってきた。
そして再び作曲に没頭し始めた先輩に「私も好きですよ」と小さく呟くと、作曲する手をぴたりと止めて、先輩は驚いた表情をしてこちらを見る。
集中してる時は周りの声なんて聞こえないんじゃなかったんですか。
まさか聞かれてるなんて思っていなかった私はつい赤面してしまう。
あぁ、これでは本気だと言っているようなものだ。
いたたまれなくなって俯くと、先輩から返ってきた言葉に今度は私が驚く番だった。
「じゃあ俺と付き合って、なまえ」
2017.02.05
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