ずっと隣で(凛月)
※ヤンデレ注意
「なまえが、いけないんだ」
朦朧とする意識の中で、凛月君の声が頭の中に響く。
「他の奴とばっかり、仲良くするから……。なまえは、俺のものなのにさぁ?」
そう言って、凛月君はまた私の首筋に牙を立てる。今日何度目だろうか。
血を抜かれすぎた身体は鉛のように重く、私はベットの上から動くことも出来ない。
噛まれた箇所が痛みを伴い、甘く痺れた。
「なまえは、ずっーと俺の隣で寝てればいいんだよ」
凛月君の優しい声に、酷いことをされていると分かっているのに、愛おしささえ込み上げてくる。
ぼやけた視界の中、凛月君の真紅の瞳を見つめていると、凛月君が柔らかく微笑んだ。
「ねぇ、なまえ」
まるで壊れ物を扱うかのように、凛月君はそっと私の頭を撫でる。
「好きだよ」
私も、好きだよ。そう答えたいのに、声を出すこともままならない。
凛月君の腕の中で、私は瞼を閉じてゆっくりと意識を手放した。
2017.03.31
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