至と相変わらずゴロゴロ。高校時代の話もちょろっと。
少し、腐注意です。雰囲気だけ。
至とゲイなオレ。
恒例のたるちの部屋にてゴロゴロゲーム会なう。なんだかんだ、いづみの次に気心知れてるんで、つい集まっちゃうよね。
高校の時は一年間しか重ならなかったし、その後、オレは舞台で忙しかったし。
オンラインゲームやアプリしながらスキャイプはしてたけど。
「そいや先輩、今彼氏いんの?」
「ぶはwww 直球ワロタ。オレの最近の恋愛事情この前説明したっしょ?」
「聞いたけど。別にいんじゃね。高校の時は来るもの拒まずだったっしょ」
「せやかて工藤。その恋愛スタンスが問題になって、ちょっと前の劇団でゴタゴタしたんじゃん。
流石のオレの自粛しますよ。今はMANKAIカンパニーと声優活動で引っ張りだこよ?」
「引っ張りだこて。毎日暇そうに談話室でゴロゴロしてない?」
いや、最近はまとまった仕事を片付けたから、自主休暇してるだけだし(涙)。
そう何を隠そう、ワタクシはゲイ。ハードゲイでは無い。まあ、女性はいけないことないけど、ほぼ99%くらい男性と付き合っている。
学生時代は今よりもう少しいづみに似ていて、中性よりだったのがウケていたのか、普通に困らない程度にモテていた。
別に付き合えれば誰でも良いってわけじゃないけれど、とりあえず寂しいので切らさずカレピッピが居たわけで。
そんな恋愛事情も、同じ高校だった至には知られているのである。
「また来月から仕事が詰まってんだよ〜〜。
なんだよ、オレとゲームするの楽しくないってか!?」
「いや、普通に楽しいデスケド。あまりにも入り浸ってるから、俺狙いかと。
たるちのドキッ★メキメキメモリアルが始まっちゃうのかと」
「始まりません〜〜。流石にMANKAIカンパニーの人に手を出しません〜〜」
「うわ。MANKAIカンパニーじゃなかったらウホッ! だったんだ。
身の危険感じる〜〜BLゲームでデビューしちゃう」
「ウホ言うな。アベさん出てきちゃうだろうが。
ま。安心してください。流石に昔からの知り合いにいく事もないし。
ほんと、そこまで相手に困ってないんで」
「モテ発言いただきました〜」
「パパラッチ待ったなし」
学生時代いきそうになった事あるけどねえ〜。
だから余計に、切らさずに彼氏がいたというか。一生の秘密ですけども。
この陽だまりみたいな関係って、中々無いじゃん。壊したくないし。
至とどうこうなりたいわけじゃなく、ずっと駄弁ってゲー友で居たいなあと。それだけです。
もう思春期から七年経ってるから、とっくに気持ちは風化しましたよ。
「リアルパパラッチまじ怖いし。今度はパンピー狙いで、一途にいくわ」
「それな。炎上もこわわ。
先輩の一途発言、これで何度目? 次も三か月以内で別れる方に賭けとくわ」
「まだ誰とも付き合ってねーし。でも、見てろよ!
半年は続いてやるから{emj_ip_0792} アタイ頑張る{emj_ip_0792}」
「あ、日付変わったからログインしなきゃ」
「最後まで聞けし」
至視点
高校に入学し、偶々知り合った三年のかがみ先輩。
帰りにトイレに行っとこうと入りかけた時、個室で聞き慣れたゲームの音が聞こえた。周囲でプレイしている人が少なく、一人で黙々とゲームをするのも楽しかったが、やっぱり誰かと共闘プレイもしたかった。
しかし、先輩がトイレから出て来ても一般人を装っている俺から話しかける事が出来ず、そのまま入口ですれ違おうとした時。
「あれ、それ○○の限定版に付いてたキーホルダーじゃん」
「あ、はい」
鞄に付いていた物が目に入ったようで、先輩の方から声をかけてくれた。
そこからお互いの家を行き来するようになるまで時間は掛からなかった。
先輩はゲイで彼氏が途切れない事で有名だったけど、さっぱりした人好きのする性格と中性的な見た目で友人も多かった。
学校内でそういう姿を見せなかったのもあるかもしれない。
サブカルも好きな俺が見てても、BLっぽい雰囲気になる事が無かった。自慢じゃないが、外見にはソコソコ自信があったし、てっきり趣味も合うからそういう意味で声が掛かるかも、と変に意識した事もあった。
結局は無駄骨だったけれども。
なんとなく、彼氏が絶えないのも頷ける、そんな不思議な魅力がある人だった。
ある時に何気なく子役だった事を教えられて、納得がいった。
妙な、一般人にはない雰囲気はそれが理由だったみたいだ。
ふとした瞬間に見せる表情や動作にドキッとさせる何かが先輩にはあった。
それが無ければ、ただの気の良い兄ちゃんキャラなんだけどね。
今思い出しても、高校時代の中性的な先輩にあの雰囲気で迫られたら、多分俺はコロッといっていただろうね。
今の先輩は線は細い方だけどあの頃より体付きがしっかりしていて、顔もカッコよさが増していた。儚げ感は0になってるけど。
会社では王子様キャラで慕われている俺だが、かがみ先輩はもう少し理知的な雰囲気かな。中身はただの兄ちゃんキャラ。
ま、たまたまMANKAIカンパニーで再会したのはやっぱり嬉しかった。
これからもゲー友としてよろしく、先輩。
(実はワンチャンあったみたいですね。残念!)
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