過去の記事(転載)

▽2016/07/05(Tue)
虚空に向かって続きを叫ぶ
mixi転載。2012年06月16日00:40

続き。1個前の投稿から読んでね。
誰かを攻めたくてこれを書いたわけではないと、もう一度言っとく。
*****



とまぁ、そういうのを読んで、ほかにも色々思うところあったりしたんだけど、さっきも書いた「破廉恥なお前が悪い」っていう部分が、どうしても打ち消せない自分に気付いたわけよ。

例えば、この本の話を夫にしたとして、「でもまぁ、破廉恥なカッコしてたら襲われるのは道理だよね」って言われちゃった場合、きちんと説明する自信が全くなかった。
アタマでは分かってるんだけど、自分に適応できてない感じ。

で、いきなり25年ぶりに記憶の蓋が開いた。
忘れたわけではなかったんだけど、どういうわけか、その記憶は「どうでもいい記憶群」の引き出しにポイしてあった。

小学1年生の頃、友達とあそんでた時に、一人の「おにーさん」が近づいてきた。
「おにーさん」は、小学校がどこにあるか教えてくれと言った。
そのとき遊んでいた友達は、近所に住んでる娘数人で、上は小学6年生、一番下は、多分私で小学1年生だった。
基本的には6年生の女の子がみんなの面倒を見る、という感じの仲間だったのだけど、その6年の子が私に、ゆずちゃんが連れてってあげなよ、と言った。

私は「おにーさん」を小学校へつれてった。今思えば、すぐ近くなんだから、「あそこだよー」で終わらせればよかったのになぁ。
どういう流れか忘れてしまったけど。
ただでさえ人気のない校舎の、さらに裏側に行った。
そこで「おにーさん」は私に、今このあたりで死病が流行ろうとしてる、自分はその予防法を知っているから、特別きみにその予防法を施してあげよう、みたいな話をした。
すげー怖かった。のだと思う。
もともと私は聞き分けのいい子だったから(多分)、とにかくおとなしく従った。細かく描写するとただのエロ文章扱いされそうなのでやめとくけど、ともかく挿入のない性的陵辱が行われた。
目を閉じろと言われて、その通りにしたのだけど、途中で目を開けた。そしたら目の前に排泄部位が迫っていた。汚い! と、そのまま混乱し、よく覚えてないけど、私が目を開けたことで、それは中断された。

その後の記憶がまた曖昧なんだけど、確か翌日の事。
登校時、混雑する昇降口に、「おにーさん」がいた。私を見つけると、あの病気はもう治療法が見つかったから大丈夫、というようなことを言った。
多分、口止めもされたのだろうけど、その辺は覚えてない。

そのことを、なんか冷静に思い出して、要素的にも「被害者に対する生命的な圧力」と「性的な陵辱行為」で、充分すぎるくらい駄目な出来事なんだけど、どうにも「事件」として取り扱っていない自分がいた。
記憶が無機質になっていることにも驚いた。
傷が癒えたわけでも、忘れたわけでもない。ただひたすらに、無機質になってる。

心のどこかで、「こんなこと、よくあることだから色々大丈夫」って根強く思ってる。

理由を考えたら、何個か上がってきた。


(まだ続く。)


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タグ: 過去記事 考察

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