久しぶりに旦那さん2人が揃って帰宅したある日




「ひゃああああ!円堂だ!おかえりー!」
「そら!久しぶりだなー、元気にしてたか?」
「うんうんー、私はいつでも元気になっちゃんと過ごしてるよーそれに円堂みたら疲れなんて吹っ飛んじゃうよ!」
「そっか!俺もそら見るとがんばんなきゃ、って思うぜ、夏未と一緒にいてくれてありがとな!」

妻である夏未を差し置いてそらと円堂は抱き合い再開の喜びを分かち合った。その後ろでは、夏未と一之瀬が挨拶を交わしていた。

「久しぶりね、おかえりなさい。ご活躍はかねがね、調子いいみたいね。」
「うん、ありがとう。そっちも元気そうで良かった。」

前者二人と比べてテンションに差はあれど、笑いあいながら会話するふたりもとても絵になっていた。一之瀬が安心したよ。と笑かければ夏未はニヤリ、と口元を上げて至極綺麗に笑んだ。

「私にはそらがついているから基本何があっても大丈夫よ」

「ははっいいなぁ毎日そらの料理食べれて。嫉妬しちゃうよ」

「そらにぶつけてちょうだい」

手を振る夏未についに一之瀬はため息をついて自身の妻の名を呼ぶ。

「そら、」

「円堂、帰って来る家が一緒だとやっぱり嬉しいねぇ、ここが帰ってくる場所って思うと落ち着いて待ってられるよー、なっちゃんに提案してよかったー」
「そうだな、ってそらそれ帰るたびいってるだろー」
「だってなっちゃんと円堂と一緒にいるなんて、私だって幸せだよー」

「そらー、そら、円堂」

ふへへ、と笑い合うそらと円堂に呼びかけてるが二人してテンションが上がって聞こえていない。いつも通りの想定内な光景に一之瀬は抱え込むように抱きしめた。

「そら、いい加減かまってくれなきゃすねちゃうよ」
「あ、和哉おかえりー」

軽!?と一之瀬が肩を落として顔を肩に埋める。そらはごめんごめん。と軽く笑った。

「ん、ただいま」
「よし、ご飯食べよう」
「え!?ちょっ、そらそれだけ!?」
「ばかだなぁ、せっかく作ったご飯が冷めちゃうでしょ。二人が帰ってくるっていうから気合い入れて作ったのに」

腰に手を当て不満げに告げるそらに一之瀬はうっ、と詰まる。そこに円堂が夏未と話を終えたのかこちらにやってきて、「おっ今日はなんだ?」と首をかしげた。


「円堂と和哉が好きなのいっぱい作ったよー」
「そらー!もう!俺にももっとかまってよ!」
「はいはい、あとでね」
「絶対だよ!」

緩く流すそらに一之瀬はぐいぐいと噛み付くように押す。夏未の耳にはそらのたぶんきっとおそらくね、と曖昧を示唆する言葉が聞こえたがまあ、そらならば何時ものことかと方をすくめた。


「はは、仲良いなぁ相変わらず」
「ほんとうに」