陽炎の泳ぐ岬で
記憶の端を裸足で歩くの
胡蝶の面影、揺れるたびに
優しい雛菊が似合うよ
残花を浴びてくちづける
おしまいの香りを知ってた
星芒、君愛し

誰かのせいにして笑うくらいなら全部わたしのせいにして泣いていてください


誰かのために笑うくらいならいつも僕のために泣いていてください

夏隣のふるさと
白夜の果てで星を抱けば
不知火の悲しみ
風車の欠片を集めて
高き空に恋をしていた
ふたりでもこわいの
夜を運ぶ燕になって願ってよ

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