まずはじめに
この小説機能は、「この話にだけ臨時で名前変換を増やしたい」といった場合にも使える、
文章ページに置ける名前変換フォーム (変換後に画面移動なし・JavaScript不使用)のデモと説明のために作成いたしました。
この説明内では、
《臨時名前変換フォーム》 …文章ページに臨時で置くフォーム。
(ナマエ例:たまにしか登場しないキャラのナマエ・アイテム名etc...)
《通常名前変換フォーム》 …最も多く使うナマエの変換に用いるフォーム。
(ナマエ例:小説の主人公名など)
と、定義します。
(1)通常ナマエと臨時ナマエの変換設定を作成する
《通常》で使うナマエと、《臨時》で使うナマエ、両方を作ります。
《臨時》のナマエも、通常と同じく名前変換設定を作る必要があります。
当デモでは《通常ナマエ》1つと《臨時ナマエ》1つ、計2つを作っています。
管理画面【夢(ドリーム)小説設定】にて、『変換設定を作成する 』
『変換されるタグ』に任意のタグを作成
このデモでは、
《通常ナマエ》→# ツウジョウ#
《臨時ナマエ》→# リンジ#
と設定しました。※# 〜#内の文字は好きに変更できます。
『変換後の名前』(いわゆる“デフォルト名”)を設定する
以上を、必要なナマエの個数分繰り返す
今回は
# ツウジョウ#と
# リンジ#を作ったので、以後このタグで説明します。
(2) 変換後の戻り先を変更
【夢(ドリーム)小説設定】 →
変換後の戻り先を設定する で、
戻り先を『指定したURL 』 に
指定URLを にする
これで、文章ページに置いた名前変換フォームで名前変換を行った際「当該文章ページに留まれる」ようにする下地ができました。
(3) 名前変換フォームを設置
名前変換フォームの書き方は、「独自タグを使う方法」と「HTMLタグを使う方法」の2通りあります。
独自タグ で【名前変換画面】に設置
(# formStart#など)
HTMLタグ で【表紙画面】【目次画面】【文章画面】(【名前変換画面】)に設置
(<form action="./" method="post">〜</form>)
※独自タグフォームは【名前変換画面】以外では使えません。
独自タグの書き方は【
名前変換画面 】にて。
《通常名前変換フォーム》は、【名前変換画面編集】【表紙画面編集】【目次画面編集】【文章画面編集】のいずれかに通常通り設置します。
《臨時名前変換フォーム》は【ページを作る】の『本文』欄にHTMLで設置 となります。
※【文章画面編集】ではありません。
以下のように《通常》と《臨時》を同時に設置してもよし、《臨時》のみを設置してもよしです。
これを『本文』に設置し名前変換を行うと、【表紙】などに戻らされることなく、そのままページ本文を読み進めることができます。(※ページの再読み込みは発生します)
なおコピペ用ソースは改行タグ<br>を消してあります。(『本文の改行を<br>に変換“する”』設定になっている方向け)
<form action="./" method="post">通常&臨時の名前変換
通常 <input type="text" name="DreamID[1] " value="# ツウジョウ# ">
臨時 <input type="text" name="DreamID[2] " value="# リンジ# ">
<input type="submit" name="dream_name_set" value="OK">
</form>
▼コピペ用
→
通常&臨時の名前変換デモ
<form action="./" method="post">臨時の名前変換
臨時 <input type="text" name="DreamID[番号] " value="# リンジ# ">
<input type="submit" name="dream_name_set" value="OK">
</form>
▼コピペ用
→
臨時の名前変換デモ
※コピペ用のフォームでは、# ツウジョウ#/# リンジ#をそれぞれ『#通常ナマエ#/#臨時ナマエ#』に書き換えてあります。でないと、変換後の名前に置き換わってしまうので……。
HTMLの書き換え必須箇所
DreamID[番号 ]
value="#自分で設定したタグ # "
ひとつのナマエにつき以上2点は書き換えが必須です。
ちなみに「value="#自分で設定したタグ#"」は、テキストフォーム内に変換後の名前を表示する、というHTMLです。
こうすると変換後の名前がフォームに表示されます。必須の記述ではないのですが、変換後の名前が入っていた方が閲覧者に親切(変換に成功しているか分かりやすい)なのでお勧めです。
プレースホルダ(placeholder="#自分で設定したタグ#")にする手もあります。→
手書き名前変換フォームまとめ
ID番号は、削除しない限り一度振られた番号から変わることはありません。【夢(ドリーム)小説設定】で並び替えを行ってもです。
例えばこのデモの『
DreamID :
#自分で設定したタグ# :
変換後の名前 』は、
●DreamID[1] :# ツウジョウ# :ツウジョウ
●DreamID[2 ] :# リンジ# :リンジ
です。よって《臨時ナマエ》のみの変換フォームを設置するときは、
<form action="./" method="post">臨時の名前変換
臨時 <input type="text" name="DreamID[2 ] " value="#リンジ # ">
<input type="submit" name="dream_name_set" value="OK">
</form>
と、《臨時ナマエ》のIDと#自分で設定したタグ#を正しく入れる必要があります。
補足:DreamID番号の見つけ方
『並び替え』たかどうか覚えていなければ上記の方法でご確認ください。
なお変換設定の『削除』や『並び替え』を行っていない場合は、上からID[1]...ID[2]...と振られています。
補足:《臨時ナマエ》を増やすときは
例えば以下のような名前変換設定を作った場合、
↓『
DreamID :
#自分で設定したタグ# :
何のナマエか 』
《通常》DreamID[1] :# ツウジョウ# :主人公名
《臨時》
DreamID[2] :#リンジA# :主人公の愛犬名
DreamID[3] :#リンジB# :主人公の旧姓
DreamID[4] :#リンジC# :ゲスト出演しに来た別作品のキャラ名
「主人公の愛犬名」と「ゲストキャラ名」変換を臨時で設置したいとき
<input type="text" name="DreamID[
2 ]" value="
#リンジA# ">
<input type="text" name="DreamID[
4 ]" value="
#リンジC# ">
「主人公の愛犬名」と「主人公の旧姓」変換を臨時で設置したいとき
<input type="text" name="DreamID[
2 ]" value="
#リンジA# ">
<input type="text" name="DreamID[
3 ]" value="
#リンジB# ">
……という具合に書き換えることになります。
※<form…>〜</form>と<input type="submit"…>(送信ボタン)を省略していますが、無論必須です。
『別のナマエ』を使いたくなったときは、その都度、名前変換設定を増やさねばなりません。
逆に言うと『同じナマエ』なら、一度名前変換設定を作れば同じ
DreamID[番号] と
#自分で設定したタグ# で何度でも《臨時名前変換フォーム》が作れます。
「臨時…」と書いていますが、「フォームを設置したその1話のみに適用になる」というわけでは
ありません 。キャッシュが消えたりしなければ、一度変換した《臨時ナマエ》は《通常ナマエ》と同じようにしばらく名前変換が効きます。別ページに移動してもです。
「たまにしか使わないナマエだし、名前変換画面に3つも4つも変換項目作って閲覧者を辟易させるより、変換画面や表紙画面には“一番使うナマエ”の変換項目のみ表示したい。
なのでたまにしか使わないナマエは、使うそのとき・そのページで変換してもらえばいいんじゃないかな?」
……という理由で臨時に設置する名前変換フォーム、略して《臨時名前変換フォーム》です。
補足:HTMLの書き換え必須箇所&可能箇所まとめ
HTML初心者という方向けに一応、書き換え
必須箇所 と書き換え
可能箇所 をまとめます。
改行はソースを見やすくするために入れているものもあるので、適宜改行を増減してください。
<form action="./" method="post">臨時の名前変換
臨時 <input type="text" name="DreamID[2 ]" value ="#リンジ #">
<input type="submit" name="dream_name_set" value="OK ">
</form>
「
臨時の名前変換 」などはフォームの説明なので、書き換えても削除しても○。
「
value 」は「placeholder」に書き換えるのもアリ。(→
手書き名前変換フォームまとめ )
「
OK 」は変換実行ボタンのテキストです。例は半角英数字ですが、「送信」や「◎」などのテキストにもできます。
それ以外の部分は名前変換に必要な記述なので、不用意に触ったり文字を消してしまったりしないようご注意ください。
補足:【文章画面編集】に名前変換フォームを置くと
置くことはできます。
ただし、【文章画面編集】にHTML名前変換フォームを置くと
すべての【文章画面】ページに名前変換フォームが設置される ので、《臨時名前変換フォーム》の設置はお勧めしません。
そもそも、「普段ほとんど or まったく使わないナマエを臨時で使いたいとき」、という限定的な場面で使う目的で作っているので……。
《通常名前変換フォーム》を設置するのはアリかな? とは個人的に思います。
読んでる途中でキャッシュが消えた……などで名前変換がリセットされたとき、名前変換画面まで戻る手間が省けていいかも? とか。
もっとも、【文章画面】に行ったら真っ先に小説本文が目に入った方がいいかな……とか、デザイン性がどうかな……とか、悩ましい点もなくはないですね。
見た目を取るか、ユーザビリティを取るか、でしょうか。