終わりだと思ったら
バスで修学旅行の目的地に向かう途中、1人だけ異世界に召喚されました。
バスは傾斜を伝って横たわっている。
1つ間違えれば地の底。
皆は必死に支えあってる。私のところだけ窓があいていた。これって落ちる?
あ。足滑った。
「るっ、るりまみ!!!」
「おおおおお!!????」
「るりまみぃいいいいい!!!!」
どっしーん。
「いったあ…」
なんか身体いつもより軽いし。霊体?死んだ?霊でも痛みって感じるのかな。
「あのー、そろそろ降りてくれない?」
「…どなたですか?」
イナゴの世界にトリップしました
いやいや、この人めっちゃみたことある。誰だっけ、こんな時にど忘れしないでよバカ。
チョココロネって事は思い出した。
「えーとキミチョココロネくん?…そんな超次元な名前じゃなかったような…」
「ぷぷっ、天馬アンパンマンと同じレベルで例えられてるよ!」
天馬…?あ、隣にいるのは信助と葵ちゃんだ多分。え?ということは…。ここって…。
「あなたは?」
「あ、えっとね。瑠璃マミ子。(今は高3のはずなんだけど)鏡無い?」
「あ、待ってください多分持ってます」
葵ちゃんがバッグの中から手鏡を出してくれた。
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