星護殿は昔、夢見の魔から人々を救うために創られた組織。安眠するための魔除け等を販売をしていたり、人々の相談を受け付けたり、夢魔を直接退治したりもする。悪夢を介して人にとり憑いた夢魔を祓うのが神巫の役目。
星籠街の治安を守るのも星護殿の役割。星籠街には星護殿に勤める者達が住んでいる街でもある(基本的には寮だが、家族を持つ者は星籠街に家を持っていたりも)。星籠街の郊外には田畑や牧場がある。

夢路の鏡を使って遠方を行き来する。蝶を辿って目的地にたどり着く。蝶は神通力で生み出せるが、神通力が弱かったり方向音痴だと全く別の場所にたどり着くことも。


主人公
彩雨(あやめ)
水色の髪に曇った藍色の瞳を持つ少女。何かと巻き込まれ体質。気が弱そうに見えるが、割と図太くたくましい。感情が昂ぶると涙もろくなる。頼りなさそうな見た目に反して根性もと体力もある。弓矢を扱う。
神通力が強く、彩雨の行う占いは良く当たると評判。自身もクジ運が強く、彩雨の作る魔除けは強力で人気がある。
雨を降らせる力がある。昔は泣くだけで雨を降らせることもあった。力のコントロールが下手なため、制御を覚えるため育て親に星護殿(せいごでん)へ送り出された。
自身は事務とか司書がしたかったのだが、破魔の武器に適合してしまったため、神巫になる。
最初は割と考え方が後ろ向きだったが、だんだんと強い意志を持っていくようになる。

相棒
八色(やいろ)
黒色の髪と不思議な色の瞳を持つ。
冷静で真面目な堅物。自分にも他人にも厳しい、一途な性格。丁寧な口調ながらも物言いが少々キツいので、冷血漢と誤解されがち。
どこか他人を寄せ付けない雰囲気がある。
表向きは丁寧な物言いだが、親しい友人には少し雑な口調になる。
何事も事務的だったが、周りにも優しく丸くなっていく。
武器は剣。闇を切り裂く。

命火(めいか)
茶髪に赤色の瞳。
彩雨の幼馴染み。爽やかな笑顔でドSな言葉を言い放つ。辛辣な言葉を投げつつ彩雨のことは何だかんだで気に掛けている様子。
死を弔う家系に生まれた。小さい頃はそれゆえに虐められることもしばしばあったが、偏見なく接してきた彩雨のことを(全然そうは見えないものの)大事にしている。
全てを浄化する炎を生み出す。人の命の火色はそれぞれ異なっており、命火が作り出す緋色の炎は自身の色。破魔の武器は槍。
だんだんと彩雨以外にも心を開くようになる。

依空(いぞら)
わたあめのようなふわふわとした白い髪(爽夏から言わせれば入道雲)と薄紫色の瞳を持つ少女。頭にお菓子の形をした髪飾りをつけている。
お菓子のように甘いものが好き。好物はこんぺいとうと人の恋路。
天気によって威力の変わる武器を持つ。破魔の武器は銃(火縄銃的な)。
神通力はそこそこ。天気予報だけはとても良く当たる。
実は秘密結社のスパイ。最初は敵だったが、とある出来事により味方になる。
誰にでも友好的だが、命火とだけはたまに衝突する。

穂束(ほたば)
黄金色の髪に赤茶色の瞳。
植物の成長を促す力を持つ。
優しげな風貌だが、期待を裏切らず優しい心根の持ち主。
八色の友人。


更咲(さらさ)


水雲(みくも)
力が被っている彩雨にライバル心を抱いている。命火のことが好き。
水を操る力を持つ。

衣薔薇(いばら)
赤紫色の髪に緑色の瞳。髪はウェーブがかっている。
地道な努力を重ねる熱血お嬢さま。
八色に憧れており、彩雨を目の仇にしている。

桜湖(さくらこ)
桜色の髪に碧色の瞳。
衣薔薇の取り巻きその1。貴族の令嬢。
典型的な長いものに巻かれる令嬢。


芽栗(めぐり)
亜麻色の髪に茶色の瞳。
衣薔薇の取り巻きその2。貴族の令嬢。
少々おっとりしたドジっ娘。
衣薔薇を慕っている。人の名前を呼ぶときは様付け。


薫留(くゆる)
下町の居酒屋兼食堂を営む姐さん。大人の色香たっぷりなお色気美人。下町訛りで喋る。



唯継(ただつぐ)

雅尚(まさなお)





prev | TOP | next
ALICE+