「大地さーん！！」

探していた人の後ろ姿が見え声をかける。

すると呼んだ相手より先に、その隣にいた人が振り返る。

「あれ、みょうじちゃん！どうしたの？」

にっと笑いながら問いかけてくるこの人をみていると、こっちまで笑顔になる。

「スガさん！こんにちは。入部届け持って来ました！大地さんコレ」

「ああ、ありがとう。それにしても少ないな…。昔は多かった筈なのに…。」

大地さんはわたしが持ってきた２枚の入部届けを受け取りながら顔を顰めた。

「これから増えるって、大地！！」
「そーっすよ大地さん！」
「まだ増えますって！」

そんなやりとりをしていると、ペラっと入部届けをめくった大地さんが今度は驚いた顔になる。

「ん、あれ？コイツってもしかして…！？」

大地さんの言葉に菅さん、龍、わたしの３人は首を傾げた。


ここから、
また新しい烏野バレー部が始まる。


新たな始まり


「大地さんどうしたんですかね？」
「さあ？でもきっと期待の新人！みたいなやつが入ってきたんだべ」
「おお！楽しみですね！！」




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