1年生の試合も早いもので明日に迫った。

「「ふあ〜〜〜あ」」

「眠そうだなお前ら」

スガさんと龍が揃って欠伸をしているところを大地さんは見逃さなかった。わたしまで、ぎくっ!として咄嗟に出そうになった欠伸を抑える。

「えっそお!?勉強のしすぎかなァ〜?」
「おっ俺も勉強のっ」
「ぶはっ」

龍に限って勉強はないだろうと、思わず吹き出す。大地さんの冷ややかな視線がわたしに刺さるが気付かないふりをした。

「まぁ良いや。今日から入部の1年紹介するよ」
「宜しくお願いしまぁーす!」

そう言って入ってきた新入生を見て思わずポカンとしてしまった。

「でかぁ…」


新入生


「けっ!なァ〜んか気に入らねーなさっきの1年」
「お前初対面の奴大体気に入らないじゃん。アレだろそういう習性だろ。」
「あはは!スガさんの言う通りですね!習性!!!」
「なまえ!お前バカにしてるだろ!」


「それにしても予想以上の来たな……明日大丈夫か」
「うちでいちばんタッパありますね」
「大丈夫ですよ。俺だって入るんスから!!」
「だから心配なんだよスガさんは」
「あぁ!?」
「スガさーん、龍がガン飛ばしてきます〜」




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