僕のとなりで君が、


 

アメジストによって助け出されたクロエは手持ちのブラッキー、ピカチュウ、フシギバナのみを連れて彼女と旅を続けていた。


『グレ!』

『あら、貴方もクロエの良さがわかるかしら?』

「仲良くなったんだな、ブラッキー、レイナ」

「え?」

「見てわからないか?ほら、ブラッキーが笑ってる」


楽しそうに鳴くブラッキーとレイナ。
仲良くなったジャックとフシギバナ。
追いかけっこをするピカチュウとアオイ。


「ふふ、楽しそう」

「あんなに楽しそうなブラッキー初めて見た」

「え?」

「ブラッキーはいつも悲しそうな顔をしていた…ボクが悲しそうな顔をさせてしまっていたのだけど」

「でも、今のクロエは立派なトレーナーだよ」

「ジスト…」


にこ、と笑うアメジスト。
その柔らかな笑みにつられてクロエも笑みを浮かべた。


「ほら、もっと笑ってアメジスト」


クロエはアメジストの頬に口づけをした。


end...


 

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