土方歳三の写真のはなし
土方歳三の写真は、函館戦争の折に撮影したものだそうです。多摩の実家に送るために撮ったそうで、現存する土方さんの写真はそれだけだそうですね。
鳥羽伏見の戦いで西洋化した新政府軍に大敗した幕府軍。刀や槍では大砲には手も足も出なかったでしょう。以降、函館戦争まで押され続けます。和服よりも洋服の方が動きやすくて身軽だったそうです。
そこで、新選組の軍師とも言える土方さんは、自軍にも西洋化を急速に進めます。自身もフランス製の軍服を着て、帽子が被りにくいからという理由で総髪にしていた髪もあっさり切ってしまったんだとか。
本来、鉄砲は足軽など、下級兵士の持ち物だったそうです。刀を二本差し出来るのはある程度のお偉いさんだけらしいです。それ以下は一本だけ。槍もなかなか高貴だったかと。
時代に逆行していたわけですね。
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