星のない夜でいい



ぬるま湯のような水平線

月は僕らを追い越せない

偏在する殺意

手にあまるぬくもり

ゆっくりだめになっていく

口を開けて待ってるね

臆病な君が好きだった

眩しいだけの人

悲しみは鮮烈なままだよ

色褪せたほうがすき

フェミニストは泥まみれ

その嘘は聞き飽きた

星のない夜でいい



2018/02/10
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