過去と現在
あとがき

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最終章これにて完結いたしました。
オリジナル要素や設定が多くなっていくのにもかかわらずここまでお付き合いいただいてありがとうございました。
このお話を書き始めるのにあたり一番書きたかったのは第一章と最終章でした。
その間自分の趣味に走りすぎて要素の詰め込みや敢えてチャレンジしてみたお話など拙いところはありましたがそれでも自分の思ったことが書けてたしかなまんぞくです。
途中でこのまま書き進んでもいいのか悩んだ時もありましたがここまで書けたのも自分の好きなように書いて下さい。どんなお話も楽しみにしていますと言っていただいた方々のおかげです。
何度お礼を言っても足りません……本当にありがとうございます!

連載開始当初は主人公の設定とラストしか考えておらずお相手は太刀川さんか嵐山さんのどちらかで〜という曖昧なところから始まりました。好き勝手に動き回る主人公と周りのフォローのおかげで誰かと恋愛してエンディングを迎えるのも隊を組んで新しいことに挑戦する日常話も考えておりましたが1つの区切りを考えて最終的にここに落ち着きました。ある種の大体円エンドです。
主人公を取り巻く環境は相変わらず厳しいものですが本人はやりたいことがはっきりしてしかも割と吹っ切れているので主人公自身にとってはハッピーエンドです。ラストに少し心の変化を書かせていただいておりますがこの物語の先にある未来で主人公が何を掴むために動き回るのか想像していただければと思います。
助けたいと思っていた人間が敵として現れたらどうするんだろうと考えたのがきっかけで原作であまり登場していない麟児さんそして春川青葉ちゃんを想像で書かせていただきました。原作で2人との再会はどのようになるのか楽しみです。個人的には麟児さんより青葉ちゃんを早く助けて欲しい!でもその前に葦原先生の体調がよくなって欲しいので吉報はまだないのかそわそわして……そんな感じで今日もワールドトリガーのことを考えています。

現在サイト2周年企画進行中ですが今回もAとBの主人公でリクエストいただきありがとうございます!
これまでのリクエストを通していろんなお相手のお話を考える機会を頂いて、きっかけさえあれば人はどんな関係にもなれるし、相手によってはいろんな恋愛をするんだということに気づくことができました。
他の長編のように相手は誰と明確に決めなかったのもあり、いろんな人と絡むお話を書かせていただきました。
まるで恋愛シミュレーションゲームをプレイしている感覚でフラグを建設するの凄く楽しかったです。
リクエスト企画でも自分が考えない話をリクエストしていただき刺激にもなりましたし、感想やサイト開設1年目の時にとったアンケートを読み返すと今でも目頭が熱くなります。この作品を書いている間皆さんに喜ばされてばかりで感謝の言葉しか出てきません。
主人公を幸せにしてくださいというコメントを頂く度に主人公の幸せを本気で考えてみましたが恋愛に関して焦点をあてて考えると嵐山さんなんでしょうが私個人は迅さんに幸せになってもらいたい欲が強いので迅さんとくっついて欲しくて(笑)だけど話を考えると恋愛エンドは違うんじゃないかと悩みに悩んでアンケートもとらせていただきました。
結果1位が「嵐山さん」と「誰ともくっつかない」で少し離され3位に「迅さん」でした。
それがそのままラストに反映する形におさまりました。
アンケートにご協力いただきました皆様本当にありがとうございます。

これでひとまず「AとBの狭間で」は完結です。
完結した余韻に浸って続きを書きたい。誰かの恋愛ルートへ突入した時の話が書きたい病が発症しておりますが、それとは別にまずはリクエストと番外編を書きます。
なので、もう暫くAとBは続きます。しぶとくて申し訳ありません。
あとわずかではありますがお付き合いしていただければと思います。

ここまで読んでくださった方達に感謝を込めて最後まで書かせていただきます。
今後とも「AとBの狭間で」よろしくお願いいたします。


20160713〜20170814


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