どこかにある孤島。
ロウ地方自体が国家となっており、ヘレナ・ロウという女王が統べている。ロウ王家。
島の中は常に夕方〜深夜で、朝昼はほぼない。
レンガ造りの建物が多く、落ち着いた雰囲気、落ち着いた色味の島である。霧が出る時もある。
常夜の国ロウ。常夜。常世。隠世。幽世。黄泉。言い方は沢山。そこは死後の世界と繋がった場所。あなたが現世で愛したものと再会できるといわれている。
国の中にいるのは基本的にゴーストタイプ。他のタイプのポケモンは高確率で死者であるといわれている。バケッチャの置物とシャンデラを模した街灯がいたるところにおいてある。
また人間も死者と生者が入り混じっており、生者が死者を、死者が生者をお互いに怖がらないよう仮装を推奨されている。そのため魔女など仮装した人間やポケモン、狼男のようなポケモンじみた仮装の人間や逆に人間の服を着ているポケモンなど多岐にわたる仮装が闊歩している。また、ポケモンになりきる人間などもおり、傍目に見ると混沌としている。また人間の言葉を話すポケモンもいる。もちろん連れ出し厳禁。
基本的に人が来ないためジムはなし。タイプ毎のマスターといったものもこれといっていないが、騎士団のようなものがある。彼らはやんわり特定のタイプが多いためタイプ毎マスターと言えるかもしれない。
孤島の周りは常に海も荒れており近付けず、空も竜巻などに囲まれているため、基本的に外からの侵入は不可。ただし、一年に一度3日間のみ凪いだ状態(ラウと呼ばれる)となるため外からの来客、外出が可能となる。
この3日間はちょっとした祭になるため観光客ももちろん訪れることができる。
凪期間(ラウ)の3日間のうち1日だけ朝が来る。その日には観光客も住人も含めたポケモンバトルの大会が開かれるなどお祭りムードで賑わっている。
また、凪期間は子供達が家を巡りお菓子をもらう風習があるため、観光客も一緒に回ることが可能。お菓子をくれなきゃイタズラするぞ! なお、お菓子をくれる代わりにポケモンバトルを申し込まれることもある。
入国方法は単純。検閲にて守るべき規約を確認し書類にサイン、その後全ての荷物を預けてアクセサリーを受け取るだけ。
このアクセサリー(腕輪、ネックレス、髪飾り等)が施設を使う際のパスポートになる。金銭は基本的に不要。食事や寝床、キズぐすりの類などは凪期間は無料で提供される。有料のものを買う場合はその旨を伝えればアクセサリーへ情報を記録してくれるので出国の際に精算となる。
なお持ち込むものについては相応の理由があれば許可されるものも多いが、モンスターボールの持ち込みはどのような理由があろうと厳しく禁止されている。違反の際は問答無用でかなり厳しい処罰がまっている。
また、滞在が許されるのは凪期間の3日間のみであり、必ず最後の日の夜までに出国しなければならない。
出られなかった場合は残念ながら1年間残ることになる。
しかし、入国の際に定められた3日間が終わるまでに出るという規則を違反さることとなるため、住居は地下、使用できる施設への制限が多い、1年間が過ぎればすぐさま出国させられるなど、あまり待遇は良くない。再入国禁止となる場合もあるので、きちんと出て行くことをお勧めする。
また、住人たちから客人への態度。こちらは客人という立場のものの珍しさからそれが歓迎であれ敵対であれ畏怖であれ、典型的なよそ者扱いの視線に晒されるため多少の視線なら気にしない強い心が鍛えられる。かも。
追記でどうでもいい話とかネタバレ的な裏話。