7 「おい、夏目!饅頭が1つ足りんぞっ!」 「・・・・・・・・・」 「・・・何か、あったのか?」 「・・・・・いや」 止めに入ったはいいが、すでに手遅れの状態だった あの妖も興奮しているのか そのまま、それを持って姿を消してしまった 見たくないものを見てしまった どうして、急に あんなに・・・・ そう饅頭をやるときのことを思い出したが よく思い出せば 自分も、最初に首を絞められたのだ 「・・・・夏目」 「なぁ、先生」 今日、あったことを話せば 先生は、だから関わるなと言っただろと言って怒った 「私の饅頭を奪うとは、身の程知らずめ!夏目、明日、私をそこへ連れて行け!」 「・・・・・・・」 ←→ 目次 |