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次の日、また街へとくり出した私たちは行く宛もなくフラフラと街中を歩いていた。
どこにサクラさんの羽根を取り込んでいる巧断を持っている人が存在しているかなんてわからないからだ。
当然、巧断を日常的に出している人なんていない。
こんな中どうやって見つければいいのやら、
そんな話をしながらきょろきょろしていると、
壁から、
〈にゅるん〉と昨日出会った男の子そっくりな子が出てきた。
・・・・・壁からでてきたのだ。
特に近くにいた小狼君・黒鋼さんはいい反応を示した。
私はというと驚きすぎて声が出ませんでした。意外にチキンなんです。えっ?知ってた?
・・・そうですか。
「小狼くーーーん!!」
そこに壁から出てきた少年の主人である、正義君が駆けてきた。
なんでも彼の巧断は一度会った人がどこにいるかわかるらしく、それを使い私たちの元まできたそうで。
更に、小狼君の探し物(サクラさんの羽根)も一緒に探してくれるらしく、本当にいい子だ。
私だったら日曜日ぐらいダラダラしてたいから家から一歩も出ないのに…
「正義君ありがとう。私もそろそろ分からなくなってきてて(嘘)、すごく助かります。」
「そんな!僕がやりたかっただけなので気にしないでください!」
「優しいんですね」
「まさよし!やさし〜」
モコナが正義君の肩に乗りながらウリウリと頭をつついてる。
それに照れる正義君は男の子には失礼かもしれないが、可愛かった。
和む感じがたまらない。
キイイイィィィィ
耳鳴りのような音が聞こえたと思った瞬間、グイッと引っ張られた。
ワンピースを着ていた私は悲鳴を上げるよりも早くスカートを抑え、さらに飛ばされそうになるモコナをつかんだ。
それだけの事をし終わったころには人がミニマムになっていました。
「…このフラグはどこで建ってしまったのか…解せぬ」
変な機械の鳥(巧断)に連れられてきたのは、いかにも文化遺産に登録せれていそうな城の最上階だった。
ヒドイのがぐるぐる巻きされた縄だ。それもスラッとした可愛い系の女の子の手によって巻かれたのだ、私のお腹と比べたら・・・・
悲しくなるぐらい、うらやましい
話を聞く限りその女の子は【小狼君】を探していて、ついでに私も捕まえたと。
余談として実行に移したのは彼女のファンクラブ会員らしい、
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