05



「今日は紫っちがいるから心強いっス!!」



なんやかんやで今日から解決するまで黄瀬ちんのそばにいてあげることになった。
無事に授業も終わり(黄瀬ちんと星弥ちんは険悪なままだったが)部活の時間になった。



「さー、バスケやるっスよ!!」

「今日は虹村先輩休みだってー」

「じゃあ、俺が仕切ろうか」

「そういえば紫原くん、黄瀬くん、昨日マジバで一緒にいた方はどなたですか?」

「星弥ちんのこと?」

「相談にのってもらってたんスよ……」


そうですか、と何を考えてるかわからない顔で答える黒ちん。こんな黒ちんが俺は少し苦手だ。
それにしても、黄瀬ちんはすっげー嫌な顔している。どれだけ星弥ちんのこと嫌いなんだろう。
この顔ファンに見せたら絶対百年の恋も冷めるレベルだ。



「相談?黄瀬、お前そのような頭で悩み事などあったのか」

「酷いっスよ!緑間っち!俺だって悩み事の1つや2つ……」

「黄瀬わざわざ柳瀬さんに相談しないといけないようなことがあったのか?」

「赤司っち。や、それは……」

「女々しい恋愛話でもしてたんじゃね?」

「うるさいっスよ!!ショーゴくん!」



今回のこと赤ちんに話すのはやめておいた方が良いだろう。
赤ちんは結構な心霊マニアの上、零感だか面倒くさいのだ。



「黄瀬、どうなんだい?」

「うっ、それは……」

「赤司、時間おしてんぞ。はやくしよーぜ」

「ああ、それじゃあ始めようか。黄瀬この話の続きは部活後だ」



峰ちんのお陰で首の皮一枚繋がったが、なにがなんでも聞くつもりのようだ。
黄瀬ちん、ご愁傷さま。呪われてるなんて知られたらきっと質問攻めにされるんだろう。
そんなことを思いながら体育館の天井を見上げてたが、何かおかしい。
黄瀬ちんの丁度真上の照明……揺れてる?
地震じゃ……ないみたいだ、あそこだけ揺れている。
すると、俺の足元に何か飛んできた。
拾って見てみるとそれはボルト。
あの照明から飛んできたのだと根拠はないが、確信した。



「あっ、まさかっ!!」



嫌な予想が脳裏を掠める。
反射的に俺は走り出していた。



「黄瀬ちんっ!危ない!!」



そう言いながら黄瀬ちんを突き飛ばした、
次の瞬間、聞こえてきたのは桃ちんの悲鳴と黄瀬ちんの俺を呼ぶ声、照明が体育館の床に叩きつけられた音だった。





2014.11.28 完成
2016.06.16 加筆修正


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