それは5日ほど前のことでした。
携帯に非通知で電話がかかってきたんです。
僕は訝しみながらも出てみることにしました。



「…はい、もしもし」

《もしもし私メリーさん、今ね帝光中学校の前にいるの》



その一言で電話はブツリときれたんです。
メリーさんからの電話、そのような都市伝説があることを僕も聞いたことがありました。

でも黄瀬くんの一件があったといえ僕がそのような怪現象にあうなんて思ってもいませんでしたので、悪戯電話だと思いその日は寝てしまいました。

しかし、次の日もその次の日も電話はかかってくるんです。
しかも、少しずつゆっくりと僕のいるところに近づいています。

まるでじわじわと僕の首を締めるように。

さすがに5日連続ともなると信じる他なくなってしまいます。
今日で6日目。
彼女は、メリーさんはもうすぐそこまで来ています。

僕はどうすればいいんでしょうか?

僕は、どうなってしまうんでしょうか。



2014.12.14 完成
2016.08.22 加筆修正


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