「紫原ぁー、今晩うちんち来ない?」

「……は?」



ぴしっと身体の固まる音がした。
なんで?え?何すんの?goサインなの?え?



「黒子とか緑間よんで鍋ぱーてぃーってーのしよう」



あ、すいませんでした。
なんかちょっとでも邪な考えをしてしまった自分が恥ずかしい。



「星弥っち?俺は!?俺は!?」

「あー、高い肉買ってくれんなら来ていいよ」

「行くっス!!和牛買ってくっス!」

「いえーい、肉げっとー。黄瀬、黒子と緑間に鍋ぱーてぃーってーするって伝えといて」

「了解っス!」



最近星弥ちん黄瀬ちんの事を使うのがうまくなった。
黄瀬ちんも何故使われているということに気づかない。



「楽しみだなー」

「そういえばなんで急に鍋パなのー?そんな季節じゃなくない?」

「友達とぱーてぃーすんのが夢だったんだ!!」

「えっ………」



どうしよう、星弥ちんが健気過ぎて泣きそうなんだけど。
てか可愛い、天使か。



「俺もなんか鍋の具もってった方がいい?」

「持ってきたいんだったら持ってきていいよ、じゃあ一旦帰って5時半くらいに駅前のコンビニに集合ね」

「おっけー」

「そう伝えとくっス!」



和牛楽しみだな、具は何持ってこうかな。
まいう棒いれて黄瀬ちんに食わしてやろうか。



「っ………今なんか寒気が………」

「今日はなんも憑いてねーよ?」

「今日は!?」

「うん、いつも日替わりで女の子がスタンドとして居んだけど」

「ヒエェェ」

「やーだー黄瀬ちんったらターラーシー」

「ターラーシー」

「幽霊の女の子にモテても嬉しくないっス!」

「ちゃうちゃう、生霊」

「そっちのがやばいじゃないっスかぁぁぁぁぁぁ!」

「生霊ホイホイの黄瀬ちん」

「笑わないで、紫っち!よく考えて!結構危ないっスよ!それ!」

「あー、そうだね。星弥ちんがチート過ぎて感覚が麻痺してきたかも」

「私なんかまだまだなんだよ、あの人らに比べれば………あ」

「あの人ら?」

「え?星弥っちよりすごい人がいるんスか?」

「わ、忘れろ!今のなし!ちょっとトイレ行ってくる!」

「えっ、ちょ………星弥っち!!……なんか俺ら聞いちゃいけない事聞いちゃったんスかね?」

「………みたいだねー」



星弥ちんが隠し事か……、なんかちょっと悲しいなぁ。




2015.01.19 完成
2016.08.23 加筆修正


ALICE+