なんやかんやで鍋パも終わった。
なんやかんやってなんだよ!って思った?
説明するのが面倒くさいとかそういう理由で端折ったのではない、決して。
ちなみに鍋は星弥ちんの鶴の一声でキムチ鍋になった。
鳥団子とか和牛とかほぼ関係ねぇなと思ったのはここだけの秘密である。


「もう8時過ぎっスねー」

「キムチ鍋うまかった」

「というかこの季節に鍋は暑いですね、汗を大分かきました」

「あ、風呂貸すけど入ってく?」

「「「は!?!」」」

「な、何言ってんの、星弥ちん!?」

「そうですよ!」

「自分が何を言ってるかわかってるんスか!?」

「?」



なんでそう星弥ちんって危機感が足りないのだろうか。



「緑間っちからも何か言ってくださいっス!」

「……………そういえばこいつは女だったのか…………」

「えぇ、そこから〜?」

「おい緑間、それどういうことだゴルァ」

「お前の言動を振り返ればわかることなのだよ」

「げ、ゲンドウ?」

「もーみどちん、星弥ちんはちょっと頭が弱いんだから難しい言葉使いはダメだよー」

「紫原ァ!今のは悪口だろ!!私にでもわかったぞ!!」

「あららー、バレたー?」

「馬鹿にするなよ!!」

「馬鹿じゃん星弥ちん」

「ヌグフォ………」

「なんですか今の奇声」

「黄瀬、さっきからやけに静かだな?」

「何か………寒くて………」

「……………」

「緑間くんまで黙り込んじゃってどうしたんですか?」

「黄瀬も緑間も気づいた?」

「俺は………なんとなくっス」

「隣だな」



一体なんの話だろうか。
隣の部屋には主将がいたはずだ。



「何のことですか?わかるように説明してください、仲間はずれなんてひどいです」

「ん?あー…………いや………まずにじむーさんのとこ行こうか」

「主将のとこ行くの?玄関はこっちだよ?」

「いや、ベランダからの方が近い」

「仕切り板に穴が………」

「にじむーさんがキレてあけたんだよ、直すのも面倒くさいからそのまんま」

「キレたって何をしたのだよ」

「にじむーさんのとってたケーキ食べただけだし」

「ケーキって……」

「ケーキ食われたくらいで怒る主将って……」



あぁ、でも俺なら怒るかも知んない。
激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームだ。



「あ、窓閉まってますよ?どうやって入るんですか?」

「こうする」



腕にブレザーを巻き付けるとそのまま窓ガラスに向かって振り下ろす。
派手な音が響き、パラパラと砕けた硝子が足元に散らばる。
ゴリラか、そうツッコみたくなった。
解決策が荒療治すぎる。




2015.02.20 完成
2016.08.24 加筆修正


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