「希ってさ、ぶっちゃけ五条とどこまでいってんの」
「ん?」
「キスはしてんじゃん?」
「うん」
「セックスは?」
「セックスぅ?ヤるわけないじゃん。おっぱいとかお尻とか太ももはしょっちゅう触ってくるけど」
「…まじ?」
「まじ。え、何、意外?」
「とっくにヤることヤってんのかと思ってた」
「言い方」


何がウケるのか分かんないけどケラケラ笑いながら机をバシバシ叩いている希を頬杖をつきながらジーっと見つめる。


「嘘だろ」
「ふははっ!なになになんなのウケる」
「あのクズが胸触って我慢できるわけないじゃん」
「ん?悟っておっぱい派だっけ?」
「知らね。興味ないし」
「悟ってどっちかっていうと太もも派じゃん?」
「キモいキモい」
「ギンギンに勃起しても頑張って耐えてる悟が死ぬほどかわいいんだよねえ」
「…うわぁ」
「ガチのドン引きじゃん」


ヘラヘラと笑ってる希を死んだ目で見る。
初めて五条にちょっと同情したわ…。


「クズじゃん」
「だってセックスは恋人同士でするものじゃん?」
「まずお前に人並みの貞操観念があったことにびっくりだわ」
「いや硝子ちゃん酷くない?」
「五条と付き合えばいーじゃん。あいつ希命だし」
「んー…だって恋って別れたらそれで終わりじゃん?私は悟とそんな曖昧で不確かな関係になりたくないんだよねえ。悟のことが大好きだから」
「まず別れる前提なのがウケるな」
「永遠を信じるほど子供じゃないんでね」


意外だな、って思った。希なら五条を恋人にして縛りつけるくらいのことしそうなのに。


「あははは!ちょ、硝子これ見て!」


まじウケる!なんてケラケラ笑いながら携帯の画面を見せてくる希。
そこにはボコられて伸びている呪詛師らしき奴とピースして満面の笑みの五条と夏油の写真。


「あいつら何してんの」
「やば!“ズッ友♡”だって!」
「アホじゃん」
「ウケる。…ん?電話。

もしもーし。写真?今硝子と見たよ。ズッ友なんでしょ?妬けるねえ。………ふはははっ!やば!ちょ笑わせないで!やばい!涙でてくる!あはははは!
ん?夜?……硝子、悟が今日の夜みんなで桃鉄しようって。……OKだって!はいはーい。じゃあ夜傑の部屋ね、気を付けて帰ってくるんだよ〜。…あはは!最強の2人に心配は必要ないですよねえ。はいはい分かった分かった。じゃあまたねん」






「あいつうるさすぎだろ。声丸聞こえ」
「テンションMAXだったよ。かわいいよねえ」


五条と希って絶対お似合いだと思うんだよな。
頭おかしいクズ同士。